「リコリス」ってどんな曲?

アルバムのリードソング

「リコリス」は、2017年2月1日にリリースされた“UNOFFICIAL”に収録されています。

ちなみに「リコリス」は、本アルバムリードソングとしてトラックインしています。

それには理由があります。

それは、この「リコリス」彼らの強い思いを一心に受けた曲だからです。

アルバムタイトルに込められた意味

アルバムタイトルの“UNOFFICIAL”には意味があります。

それは、周りに流されず、自分の判断で“UNOFFICIAL”を感じてほしいということです。

彼らは“OFFICIAL”について、こう考えています。

“周りが「いい!」と言ったら、自分も「いい!」と思う”ことだと。

つまり周りに流れた意見が“OFFICIAL(公式)”だと考えたのです。

そこから自分で感じて判断したOFFICIALから一線を引く“UNOFFICIAL”を感じてほしいというのが彼らの思いです。

周りに流されず自分が感じたものを信じてほしいということです。

自分の目で、耳で、五感で感じて判断してほしい。

周りが何と言おうと、自分が「いい!」「かっこいい!」「違う」と思ったのを信じてほしい。

自分の“UNOFFICIAL”を守ってほしいのです。

このような願いをタイトルに込め、さらに「リコリス」にも込めました。

ミュージックビデオもご紹介!

YouTubeからチェック!

「リコリス」は、YouTubeに公式ミュージックビデオがアップロードされています。

曲の世界観や歌詞の意味を知る手がかりになるでしょう。

下のリンクからぜひご覧ください。

今回の歌詞の意味を知るキーワードになる彼岸花がたくさん出てきましたね。

また、負のオーラをまとった死神も出てきましたね。

それではこの動画もヒントに歌詞の意味を読み進めていきましょう。

タイトルの「リコリス」はどんな意味?

本当の「リコリス」の意味

【リコリス/THE ORAL CIGARETTES】歌詞を深読み…彼岸花の花言葉に込められた想いとはの画像

リコリスは、日本語では“彼岸花”を指します。

毎年秋の季節に田んぼや野に咲く花です。

花が咲く期間は一週間ほどです。

その特徴は強い毒性にあります。

水にさらすと抜ける毒ですが、子供にとっては致死性がある強力な毒です。

そんな彼岸花ですが、花言葉があります。

「死人」「別れ」など暗いものばかりです。

「子捨て花」や「死人花」という呼び名もあります。

お彼岸のイメージを思い出す人も多いのではないでしょうか。

随分と物騒な花言葉だと感じる人もいるでしょう。

しかし、花言葉の意味にはきちんとした理由があるのです。

彼岸花の根は球根でできています。

この球根はでんぷん質でできているので、食べることができます。

飢餓や飢饉のときはこの根を食べていました。

毒がありますが、水性なので水にいれると毒は抜けます。

そんな非常食にもなる貴重な彼岸花に子供がいたずらをしないようにあえて怖い名前をつけたのです。

あえて縁起が悪い名前をつけたり、お墓の近くに植えることで彼岸花を守っていたのです。

彼岸花に込められた意味についてお分かりいただけたと思います。

見た目のみでは分からない深い意味が込められていました。

それでは、そんな「リコリス」に込められた歌詞の意味を一緒に深読みしていきましょう。

歌詞の意味を深読み

生きている証拠を求めて

今以上に 生きた証求めただ彷徨って
それ以上に 凍えた心で明日を守る
この街まで あなたを追いかけ孤独避けるから
あぁ もう怖くなんてない
今以上に 生きた証求めただ彷徨って
それ以上に 凍えた心で明日を守る
この街まで あなたを追いかけ孤独避けるから
あぁ もう怖くなんてない

出典: リコリス/作詞:Takuya Yamanaka 作曲:Takuya Yamanaka