アップテンポな曲に恋人を思う一途な乙女心をのせたKinki Kidsにはめずらしいテイストです。
サザンオールスターズやポルノグラフィティもそうですが、男声で女性言葉を歌うと切なさが倍増します。
あなたと同じ香水を街の中で感じるとね
一瞬で体温蘇るから
ついて行きたくなっちゃうの
出典: 愛のかたまり/作詞:堂本剛 作曲:堂本光一
この曲の作詞は堂本剛が、作曲は堂本光一が手がけています。
合作ソングであるというエピソードも含めてホロリとくる一曲です。
女性目線の歌詞をしっとりと歌い上げる2人の歌声が、より情景が浮かびいじらしい恋心を引き立てています。
KinKi Kidsは女性目線の楽曲も多く歌っていますが、この曲は特に2人にぴったりな曲です。
2人で作り上げた楽曲でもあるので、それぞれの音楽的なセンスも感じられます。
第5位『フラワー』
ANA「'99パラダイス沖縄」のCMに起用されていたので聴き覚えのある方もいらっしゃるかもしれません。
僕らは愛の花咲かそうよ苦しいことばっかりじゃないから
こんなにがんばってる君がいるかなわない夢はないんだ
出典: フラワー/作詞:HΛL 作曲:音妃
夏を思わせるさわやかな曲調とポジティブな歌詞に、背中を押されているような感動を覚えます。
傷ついたときにふと聴きたくなるやさしい曲です。
辛いことがあれば、立ち直れずにそのまま諦めてしまうこともあるかもしれません。
しかし、そんな時に自分の頑張りを認め、背中を押してくれるこの曲の歌詞に救われることでしょう。
さらに、2人の優しい歌声には心を慰めてくれるような温かさもあります。
第4位『雪白の月』
第4位はベストアルバム『39』のファンによる選曲投票で3位にランクインした『雪白の月』。
元々は2005年発売の冬をテーマにしたシングル「SNOW! SNOW! SNOW!」通常版にのみ収録されていました。
失恋の痛みを男性目線で語った歌でとくに男性ファンからの人気が高い曲です。
なりきりパフォーマンスでトレンディエンジェルの斉藤さんも披露していました。
作詞はKinKi Kidsをはじめ、他のジャニーズ楽曲も多く手がけるSatomiが担当しています。
別れの歌で、女性から別れを切り出された男性目線の歌詞が、多くの共感を呼んでいるようです。
別れを切り出されるのはもちろん辛いことですが、時には別れを切り出す側も辛いことがあります。
その辛さも理解しつつ、ともに過ごした時間がどれほど幸せだったかを実感している歌詞が心に刺さるでしょう。
空に浮かぶ雪白の月
見上げるたびに思う
愛しただけ胸が痛む
ぽっかりと穴が開いたみたい
出典: 雪白の月/作詞:Satomi 作曲:松本良喜
次の項目からはいよいよベスト3の紹介です。