どこが違うのか分かるでしょうか。

正解は4行目。

「ありがとう悲しみよ」が「何度でも立ち上がれ」になっています。

これは「鬼滅の刃」で、炭治郎の気持ちに合わせてLiSAさんが変更しました。

フルサイズの歌詞は、「鬼滅の刃」の物語が進んだ後の炭治郎を歌っています。

しかし、アニメサイズでは物語開始からこの曲が使われることになりますね。

物語開始当初の炭治郎といえば、家族を惨殺され、唯一残った妹も鬼になって悲しみに暮れている状況です。

そんな状態で悲しみに感謝なんてできるでしょうか。

それは残酷すぎるというLiSAさんの考えで、歌詞が変更されたのです。

LiSAさんの細かい心遣いが見えますね。

当初家族を失って、大きな心の傷を抱えた炭治郎。

どうしたらいいのか分からず、妹をおぶって病院へと走る姿が印象的です。

その後は妹を鬼から人間に戻すという目標の元、鬼殺隊へと入隊。

初めての戦い、非情な鬼たち。

今まで180度変わってしまった世界で、彼は新しい生き方を見出していきます。

心を強く持つこと。

あきらめないこと。

それが自分にできる生き方だと彼は知ったのです。

歌詞ともリンクしていて、思わず感情移入してしまいますね。

LiSAと炭治郎を重ね合わせた歌詞

LiSA【紅蓮華】歌詞の意味を徹底解説!「紅蓮の華」が表すものとは?アニメ「鬼滅の刃」の主題歌!の画像

「紅蓮華」は炭治郎の物語に沿って書き下ろされた歌詞ですが、LiSAさんご自身の思いも重ねられています。

「紅蓮華」はLiSAさんの歌手活動が9年目に入った頃に作られた曲です。

9年目に入り、今まであった辛いことや苦しいことに感謝できるようになったのだとか。

ネガティブなことも前向きに捉えているあの歌詞は、LiSAさんが感じている思いでもあるのですね。

炭治郎と同じように、たとえ傷だらけになっても叶えたい、守りたいものがあるのでしょう。

「紅蓮華」とは?

タイトルの「紅蓮華」って、見るからに真っ赤な花って感じがします。

この「紅蓮華」とは、「蓮の花」のことです。

CDジャケットもまさに真っ赤なお花が描かれていますが、実際の紅蓮華はピンク色。

しかし漢字を見ると、なんだか血潮のようで豪華な感じがします。

ちなみに鬼滅の刃では、血を伴う生々しい描写が多々あります。

さらに、炭治郎たちが自身の呼吸や血流をコントロールする姿もしばしば。

このことから鬼滅の刃と「赤」・「血」は切っても切り離せない関係といえます。

また、紅蓮華は炭治郎の心の強さの象徴ともいえるでしょう。

燃え盛るように強さを宿す炭治郎の心。

それはまさに紅蓮華のイメージにピッタリです。

「紅蓮地獄」の意味

「紅蓮華」にはもう一つテーマがあり、それは「紅蓮地獄」というものです。

蓮の花と地獄の二つの「紅蓮」を掛け合わせているのですね。

「紅蓮地獄」は古くから伝わる死者が落ちる地獄の一つで、ものすごく寒い場所です。

あまりの寒さに皮ふが裂けて真っ赤になるほどだとされています。

聞くだけで痛いですね…。

そんな地獄でも、それでも戦い続ける歌詞が「紅蓮華」なのです。

鬼滅の刃の作中でも、炭治郎たちの戦いは壮絶なものです。

終わらない鬼と人間との戦い。

血で血を洗うような戦争が長きにわたって続きます。

その戦場はまさに地獄

仏のような心を持つ炭治郎ですが、戦いに出ればその心は烈火のごとく燃え盛ります。

自分が傷ついてもなお凛と立ち続ける炭治郎。

まさに紅蓮地獄の渦中に咲く花、といった印象です。

悲しいことに感謝して…9年目を飾る曲

LiSA【紅蓮華】歌詞の意味を徹底解説!「紅蓮の華」が表すものとは?アニメ「鬼滅の刃」の主題歌!の画像

「紅蓮華」の歌詞について解説しました。

曲調を変えたり、アニメバージョンで歌詞を変えたりとこだわりが満載でしたね!

ボロボロになっても戦い続けようとする歌詞は、炭治郎とLiSAさんの思いが表れています。

同じように傷だらけになっても大切なものを守ろうとしている人にとっても勇気づけられる歌詞でしょう。

「紅蓮華」でLiSAさんが何を思っているのかが垣間見えた気がします。

それは今までの積み重ねに感謝する謙虚な姿勢と、前向きに進もうとする明るさ。

これを貫き通す彼女は「紅蓮華」の曲のようにとてもカッコイイです。

この曲で9年目のスタートを切ったLiSAさんのこれからの飛躍に、ますます目が離せません!

最後にLiSAさんの名曲ランキングを紹介します。

アニソンのイメージが強いLiSAの楽曲ですが、ハイトーンボイスで歌い上げられるロックチューンは、アニメ好きの人じゃなくでもハマること間違いなしです。今回はそんなLiSAの人気曲ランキングのベスト10をまとめました。お気に入りの曲をぜひ探してみてください。

記事は2017年のものですが、今でも語り継がれる神曲が勢ぞろいしています。

これまで様々な名曲を歌ってきたLiSAさん。

非常に多くのアニソンを手掛けており、ランクインしている曲だけでもそうそうたる顔ぶれです。

栄えある1位はどれなのでしょうか!?

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