メジャーデビューまでの道のり
ダイナミックなピアノと圧巻の歌唱力で支持を集める、アンジェラ・アキ。
彼女のメジャーデビューまでの道のりを見ていきましょう。
アメリカでの音楽活動
バイカルチュラル(日本とアメリカ)の個性派シンガー・ソングライター。
日本人の父親とイタリア系アメリカ人の母親との間に生まれる。
3歳からピアノを始める。
中学校まで徳島県と岡山県で過ごし、15歳のときにハワイへ。
米国ワシントンD.C.のジョージ・ワシントン大学で政治学を専攻。
大学時代から音楽活動を本格化。
出典: http://www.sonymusic.co.jp/Music/Info/AngelaAki/bio/index.html
15歳のときに家族でハワイへ渡り、大学はアメリカのワシントン大学へ。
大学生のときに目にした、サラ・マクラクランのライブに感化され、本格的な音楽活動をスタートさせたそう。
大学卒業後は、秘書として働きながら歌手を目指す生活。
後に仕事を辞めて、アルバイトに転向。音楽活動メインの生活に切り替えました。
ライブハウスに出演したり、デモテープを作成しては送る、地道な下積み時代を過ごします。
CMソングに抜擢。日本に帰国。
2003年、自作曲がCMソングに採用されたことをきっかけに、日本に帰国。
日本での音楽活動をスタートさせます。
このとき彼女は26歳。音楽市場において、若いとはいえない歳でした。
年齢がネックで断られることも度々あったそう。
日本でもライブハウスを巡り、デモテープを制作し売り込む、地道な活動を続けます。
「HOME」でメジャーデビュー
インディーズからリリースしたミニアルバム「ONE」をはじめとした、彼女の精力的な音楽活動が関係者の目に止まり、2005年に「HOME」でメジャーデビュー。
もちろん、作詞・作曲ともにアンジェラ・アキ自身による楽曲です。
そして後にこの曲で、NHK紅白歌合戦に初出場を果たします。
ピアノ弾き語りで歌い上げる姿が記憶に残っている人も、少なくないのではないでしょうか。
メジャーデビュー曲「HOME」の歌詞のテーマは"ふるさと"
アンジェラ・アキがリリースするシングルには、一曲一曲にキャッチコピーが付いています。
デビューシングル「HOME」のキャッチコピーは、『あなたの「ふるさと」はどこですか?』です。
全編通して、今いる場所からふるさとを想い返しています。一部掻い摘んで、歌詞を解釈していきます。
思い返す、ふるさとのこと
繊細な糸で素朴な町に
縛り付けられてた頃
見上げる度に空は映した
遥かに遠い世界を
出典: HOME/作詞:アンジェラ・アキ 作曲:アンジェラ・アキ
勇気が出ない、生活を捨てきれない、まだ若い、もう若くない。
さまざまな理由に縛られて、今いる場所から飛び出せないことがありませんか?
それでも夢は捨てきれない、そんなもどかしさも。空を見上げれば、本当は行きたいはずの遠い夢の世界が映る。
「素朴な町」とは、きっとふるさとのこと。
ふるさとで過ごした、遠い世界に夢馳せる時間を思い出しているのでしょうか。
小さな場所を後にしてから
どれくらいもう経つのだろう
出典: HOME/作詞:アンジェラ・アキ 作曲:アンジェラ・アキ
「小さな場所」も、きっとふるさとのことでしょう。
ふるさとを後にしてから随分と経ち、あの時感じていたふるさとへの思いが、今は変化している。
離れてみてはじめて実感するものは、人との関わりだけではなく、場所に対してもありますよね。
Home is calling
ふるさと 心の中で今でも優しく響いてる
寂しさが染み付いた夢の無い夜には
あなたを呼んでいる
出典: HOME/作詞:アンジェラ・アキ 作曲:アンジェラ・アキ