流れる時の中で
何かに必死になっている時、時間はおかしないたずらをします。
ふと時間がゆっくりと感じられたり、脳裏に映像が流れたりする経験をしたことがある人もいるでしょう。
主人公も、必死な中で同じような状況になったようです。
彼はその先で何を見出すのでしょうか。
人生とは
Life is short like a ベンジャミンバトン
脳裏浮かびあがる巡る走馬灯
ブレーキなし、frame なし
バラバラになったtruth 解く
Blatka blah wow eh
zombie のように探すglory (Skrrr skrrr)
find a reason for fighting, turn it back
失うものはない Supa dopa fly
出典: FAITH/作詞:MADKID 作曲:MADKID
1行目で「人生はベンジャミンバトンのように短い」と歌っています。
『ベンジャミンバトン』とは、80歳で生まれて年をとるごとに若返る男性の一生を描いたドラマ映画です。
映画は165分ですが、人生はその映画の長さに感じられるくらい短いものだということでしょう。
今まで辿ってきた人生の記憶が、不意に走馬灯として脳内を駆け巡ります。
主人公の頭の中に回る映像は、止める手立てはありません。
際限なく回り続けるのです。
その記憶の中から、彼は「truth(真実)」を探そうとしているのでしょうか。
やがて目的は真実から「glory(栄光)」へ。
この「栄光」は「明るい未来」なのかもしれません。
「栄光を手に入れることが戦う理由」ということを自覚し、主人公は戦いへと戻っていきます。
結局何だったんだって感じですが、主人公はいつしか戦いに夢中になって戦う理由を忘れていたのでしょう。
人は何かにのめり込み過ぎると、本来の目的を忘れてしまいますからね。
彼は走馬灯をきっかけに戦う理由を思い出し、限界まで戦い続けます。
知らない世界で逆境に抗う主人公の歌
「FAITH」は逆境に立ち向かう主人公を歌っています。
「盾の勇者の成り上がり」でいうところの、主人公の尚文でしょう。
英語が多くて読みづらかったかもしれませんが、要約すると「逆境に抗うために戦っている」姿なのです。
MVでMADKIDのメンバーが拘束されているのも、逆境を表していたのかもしれません。
更に「逆境に打ち勝つためには何をすれば良いのか」という答えも、歌詞の中で既に出ているのです。
それは「自分を信じること」。
もちろん自分を信じる前に、「自分は何なのか」ということを自覚していなければなりません。
自分を知らなければ、自信を持つことなんてできないからです。
自分を知るには「自分はこんな人間なんだ」ということを自覚し、「自分自身を作る」必要があります。
これは現実でも同じことが言えるのではないでしょうか。
もし自分も逆境に立たされているのなら、この歌詞のように自分を見つめ直してみると良いかもしれませんね!
困難に晒される人に勇気を与えてくれる曲!
MADKIDの「FAITH」について解説しました。
逆境に立たされているとき、どう戦うべきなのかを示しています。
音楽として楽しむだけでなく、人生の教訓にもなるのではないでしょうか。
「盾の勇者の成り上がり」の主人公・尚文のように、困難な状況にある人に聴いてほしい曲です。
是非ともMADKIDの他の曲も紹介したいところですが、実はこのサイト内ではこの記事が初めて。
というわけで、アニメ「盾の勇者の成り上がり」のEDを担当する藤川千愛さんの曲を紹介します。
藤川千愛【ライカ】歌詞の意味を徹底解説!作詞したのはあのお笑い芸人?地元への切ない想いに触れよう - 音楽メディアOTOKAKE(オトカケ)
藤川千愛の『ライカ』には、宇宙犬ライカのエピソードが登場します。恋愛ソングである『ライカ』と少し悲しいライカのエピソードがどのように重なるのでしょうか。歌詞の世界を紐解きます!
藤川千愛さんの「ライカ」は切なくて、それでも正直に生きたいと思わせてくれるラブソング。
「ライカ」とは当時ソ連から宇宙に送り出され、初めて地球軌道を周回したメス犬のことです。
彼女は打ち上げから数時間で死んでしまいましたが、その後多くの犬が宇宙から生還できるようになりました。
そんなライカは、恋愛の歌とどう関わってくるのでしょうか。
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