「ROCKING SHOES」は漫画・映画をご覧になった方はパッと思い浮かぶでしょうが、ブランド・Vivienne Westwoodの厚底かつかかと部分が少しカットされたデザインの靴のことです。
「履き潰した」というワードだけで、長年愛着をもって履いてきたことがわかりますね。
「PUDDLE」は水たまりのことです。ここでは水たまりにドブンしたというよりは飛び越えたイメージでいきましょう。
過去を無理矢理取り払おうとしても、「ROCKING SHOES」のように過去に積み重ねてきたものは簡単には消えません。そして今の自分をつくっているのは過去の出来事だという解釈ができます。
フラッシュバック
君はCLEVER
AH, REMEMBER
出典: http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=B10976
そしてどんなに過去を忘れようとがむしゃらに毎日を生きていても、「君」の記憶はふとした瞬間に蘇ってくる。ちゃんと覚えているんだなあ…と。
あの虹を渡ってあの朝に帰りたい
あの夢を並べて
二人歩いた GLAMOROUS DAYS
出典: https://twitter.com/LotusMika_219/status/916532852929421313
過去を忘れようとしていましたが、やはり「君」と二人でいた朝へ、そして同じ夢を追いかけていた頃に戻りたいということでしょう。
空にかかる虹を渡って過去に戻る…非常にロマンチックで素敵な表現ですねえ。
君はもう過去のもの?
「明け渡した愛に 何の価値もないの?」
AH 嘆いて…
吐き出す GO
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「明け渡した」という単語は一般的に土地の譲渡などに使う言葉ですが、ここでは「愛」を「明け渡した」ので、つまり終わった愛や人間関係を意味しているのではないでしょうか。
過去を忘れようとしていた序盤から後悔の念へと変化する心情を読み取ることができます。
飲み干して ROCK'N'ROLL
息上がる BATTLE
フラッシュバック
君の FLAVOR
AH, REMEMBER…
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ロックな生き方をしていても、どんなにマイウェイを突き進んでいても、ふと不意に思い出すのは「君」の香り。
あの星を集めてこの胸に飾りたい
あの夢を繋いで
二人踊った GLAMOROUS DAYS
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君の希望となるために一人で夢へ向かって行こう
七色 EVERYDAY
闇雲 消える FULL MOON
応えて 僕の声に
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月火水~のくだりは省略しますが、その締めとなるこの部分は注目すべきでしょう。
毎日夢にあふれて虹色のようにたくさんのことがあり輝いてはいるけれど、「君」にこの悲痛な叫びや願いが届いてほしいという解釈ができるかと思います。
あの雲を払って 君の未来照らしたい
この夢を抱えて 一人歩くよ GLORIOUS DAYS
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しかし過去にはもう後戻りできません。あとは孤独に打ち勝ちながら一人で夢に立ち向かうしか選択肢はありません。「君の未来照らしたい」という夢を抱えて。
道が分岐しても空でつながっているのだ、という非常に抒情的な表現からわたしたちも勇気をもらうことができますね。大事な人や別れてしまった人たちとは会えなくても、どこかでつながっていると思うだけで頑張れそうです。