「NICO Touches the Walls」の「天地ガエシ」
NICO Touches the Wallsが2014年にリリースした15枚目のシングル「天地ガエシ」。
インパクトのあるタイトルなので、一見攻撃的な楽曲のようにも感じますが、とても爽やかでメッセージ性が強い楽曲となっています。
心地の良いサウンドを奏でており、少し早口の歌詞が良いノリを生み出しています。
ライブ映像も!
中盤以降からの盛り上がりが半端ないですね!前半は落ち着いた楽曲なのですが、間奏からは怒涛の展開が待っています!
テンポチェンジを上手く使って、ライブに緩急を付けていますね!間に観客をこれでもかと煽るVo.の光村。
これはライブで付いていくには気合が必要です!
これだけ緩急を付けても演奏が全く崩れないので、NICO Touches the Wallsがいかに演奏力の高いバンドであるかが分かります。
「天地ガエシ」PV
メンバー全員ハットを被って演奏しており、どことなく春を感じる映像に仕上っていますね。
ショートムービー仕立てになっており、男子高校生の逆境を描いた物語のようにも感じます。
撮影を手掛けた監督は、映画「荒川アンダーザブリッジ」や「大人ドロップ」の監督を務めたことでも有名な飯塚健。
楽曲を聴いてすぐに映像のイメージが浮かんだとの情報があり、しっかりNICO Touches the Wallsが、楽曲に込めたメッセージを汲み取って制作したということが分かります。
そのため、本人達もとても楽しそうに演奏している様子がみられ、魅力的なPVが完成しました。
歌詞から見る「天地ガエシ」に込められたメッセージとは?
ここからは、「天地ガエシ」に込められたメッセージを考察していきたいと思います。
リベンジがテーマになっている楽曲なのですが、それはつまりNICO Touches the Walls流の応援ソングということでしょうか?
「天地ガエシ」の歌詞
何回「変わってやる!」ってほら
誓ったんだよ
いつも迷ってトチって躓いたけど
最後は笑ってやろうって
あの日泣いたこと
絶対ムダにはできないだろ
響け 僕らのリベンジ
出典: https://twitter.com/MK_hoshi/status/914851329381515267
変わってやる!という言葉に強い意思を感じますね!ここには逆境にも負けるな、という応援メッセージが込められています。
きれいな言葉ではないかもしれないかもしれませんが、それが等身大のメッセージとなってリスナーに伝わるのです。
Vo.光村のロックな声に乗せて歌えば、その説得力はさらに強くなります!
ユニークな表現も
どんだけ魂燃やして命焦がしても…
「どこが変わってんだよ」って
ツバ吐かれたろ…
必殺[鬼の隠し拳:天地ガエシ]で
そっくりそのまま返してやれ…
僕らのリベンジ…
出典: https://twitter.com/reonogiy/status/880957541080997889
リベンジソングとして真剣にメッセージを伝えるだけではなく、ユニークさも感じられます。
天地ガエシという言葉を必殺技にたとえて使うのは、斬新な発想ですね。
やはりこの部分にロック本来の魅力、バンドの根底にある想いを感じます。
難しい言葉ではなく、素直な言葉とユニークな言葉でしっかりと伝わるように描かれており、実はかなり考えて作ったのでは?という印象を受けます。
純粋な想いを伝えたいのであれば、やはり思った言葉をストレートに伝えるのが一番ではないでしょうか。
そのため「天地ガエシ」に使われている言葉が、いかにピュアなのかが分かりますね。
PV撮影をした飯塚健がすぐにイメージが浮かんだというのにも納得です。