ベース初心者がベースアンプを揃えなければいけない理由

ベースを買いに楽器屋さんに行くと、アンプも買うように勧められますよね?


リハーサルスタジオなどにも置いてあるし、家には必要ない、アンプがなくてもとりあえずいいのではないかと思う方もいるかと思いますが、アンプは絶対必要なものです。


アンプを通さないと、ベースの力は引き出されることがありません。練習をするにしても、アンプを通すことによって、ミュートがきちんとできているか、リズムがきちんと刻めているか、音が合っているかなどがはっきりわかります。


アンプを通すと音が大きくなるので、家などではできないという方も多いと思います。


そうしたときは、ヘッドホン端子があるものを選びましょう。ヘッドホンに繋げられれば、外にはアンプを通さない生の音しか聞こえず、ヘッドホンからはアンプを通した音が聞こえます。


ほとんどのアンプについていると思いますが、ついていないものもあると思いますので、気を付けてください。


さらに、ついていて便利な端子は外部入力端子です。AUX端子ともいいます。


ウォークマン、iPhoneやコンポなどのヘッドホン(イヤホン)端子とコードでつなげることで、アンプからそうした外部の音を出すことができるのです。つまり、練習曲の音をアンプから出して、一緒に演奏することができるということです。これは便利な機能ですよね。この端子はついていないものもありますし、ヘッドホンから聞くとモノラルで聞こえることもあります。外部入力端子がついていて、ステレオで出力できるものを選びましょう。

アンプには、ヘッドとキャビネットと呼ばれる部分があり、これが一緒のものと別々のものがあります。


ヘッドは音を調整する部分で、キャビネットは音を出す部分とイメージするとわかりやすいかと思います。


初心者の方に限らず、家で練習する分には、一緒のタイプのものを選んだ方が良いと思います。


別々のタイプは出力が大きく、家ではそこまで必要とならないという点と、値段も高くなってしまうという点があるためです。


今回もこれが一緒になっているコンボタイプを紹介していこうと思います。

オススメのベースアンプは?

ではここからオススメのベースアンプを紹介したいと思います。

AMPEG BA-108

人気かつ定番ならこれ!多くのスタジオに置いてあるベースアンプ

まず最初にオススメしたいのは、Ampeg(アンペグ)というメーカーのアンプです。Ampegは多くのスタジオに置いてあるアンプで、その音はとても安定していて、繋いだベース本来の音を出すことができます。

こちらのBA-108は、出力が20Wなので大きくなく、家用アンペグと言っても良いものです。


出力については、家で使う場合、20W~40Wくらいがちょうど良いと思います。


あまりに小さい5Wや10Wだと音が割れてしまったりして良い音が出ませんので、これくらいが良いです。


出力が大きいと、その分、大きさが大きくなったり、重たくなったりはするのですが、音質が悪いとそのベースの良さが消えてしまい、ベースを長く続けて楽しもうという気持ちがなくなってしまいます。


なので、最低でも20Wのものを選んでください。

BA-108はヘッドホン端子、外部入力端子がついていて、さらに外部入力の音量調整もできるというのは大きなメリットです。


値段も1万円代となっており、買いやすいです。


アンプの値段については、新品で高いと10万円を超えることもあります。


最初はそんなに高いものである必要はありませんが、安すぎるものは音がチープになることもあったり、出力が弱かったりするので気を付けてください。

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Roland CB-20XL

コンパクトで自宅練習用にぴったり!音質コスパで選ぶベースアンプはコレ!

Roland(ローランド)のこちらのモデル、CB-20XLは20Wの出力で、家においても邪魔にならない大きさです。


特徴は、エフェクターの機能がついているところで、様々な音が出せます。エフェクターというのは、ベースの音を変える機械のことです。


エフェクターは単体であるものが多く、それだけでは音は出せず、アンプとベースとの間に入れる形をとることになります。


CB-20XLは、このエフェクターの機能がついているアンプなので、アンプとベースを直接つなぐだけで、音を変えることができるのです。

筆者は、10年ほど前に売っていた30Wのものを使っていますが、こちらは現在売られておらず、現在は20Wのモデルが売られています。出力が抑えられた代わりに大きさが小さくなり、自宅練習用としてはとても良いものとなっています。値段が少し高いのですが、アンプとエフェクターを買うことを考えたら、コストパフォーマンスは良いですよ。

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Phil Jones Bass Double Four BG-75

ベースの音質を追求したいベーシストならこのベースアンプ!

Phil Jones Bass(フィルジョーンズベース)というメーカーは、ベーシストのためのベーシストによるメーカーです。


創業者のPhil Jones氏はベーシストで、ベースの音を探求してきました。


なので、こちらのメーカーのアンプは、本当にベースの良さが出るものとなっています。


ベーシストは低い音を出して目立つのではなく、他の楽器を良く聞き、曲を支えるという役割を熟知したベーシストならではの音を出せるアンプです。


Double Four BG-75は70Wというパワーのあるものなのですが、大きさがそれほど大きくなく、5kgしないので持ち運びもできるというのがメリットです。


自宅練習だけでなく、ちょっとしたライブにも使えます。


音としては目立ちすぎないフラットな音となるので、好き嫌いが別れるかと思います。


ベースは低い音を出して目立つ方が良いという方にはオススメはしません。


しかし、プロでも愛用者がいるほどのものではあるので、一度楽器屋さんで音を確かめるのも良いかと思います。

少し値段が張るので、初心者が最初に買うにはちょっと手が出しにくいかと思いますが、やはり良い音で演奏するのは、気持ちがいいものですし、楽しいですよ。

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BOSS eBand JS-10