このままでいいのかな
ふと見つめ返してた
So cry. Feeling.
出典: Wishes/作詞:chay 作曲:chay
何度も強調したように、ここだけが暗い歌詞になっていますよね。
僕にはここが本心に見えるのです。本当にこういうことを思っていたから「Wishes」は書けたのではないでしょうか。
2013年~14年のchay
chayは事務所から押されていたようでたくさんのタイアップをしました。
なのにCDの売り上げは振るいませんでした。そして現状を打破するために「テラスハウス」への出演を決意します。
2013年
10月14日より、フジテレビ系列のリアリティ番組『テラスハウス』に、本名の永谷真絵名義でレギュラー出演。出演は彼女自ら応募したものであり、それには思うにまかせない音楽活動の行き詰まりを何かで打開したいという思いがあった。結果的に、このテレビ出演がモデルとしてのブレイクにつながった。
2014年
3月31日、『テラスハウス』卒業。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/Chay
シンガーソングライターとして成功したいという夢、それを追い求めて「テラスハウス」の舞台に立ったのです。
いくら才能があっても、音楽を聴いてもらうというのはとても難しいことです。話題性を作らなければ…そんな思いがあったのでしょう。
モデルとして売れてしまう
皮肉にもシンガーソングライターとしての知名度は上がらず、世間にはモデルとして認知されてしまいます。
この曲がリリースされる5か月前には、人気のファッション誌『CanCam』の専属モデルに抜擢されました。
モデルとして日々を過ごす中できっと思ったはずです。「このままでいいのかな」と。
きっとそれが「Wishes」を書く原動力になったのだと思います。
チャンスをつかもう
だからこの曲は、僕たちリスナーだけでなく自分自身に語り掛けている曲でもあるのです。
力強さを感じる「ここで終わらせない」というフレーズは、当時のchayの姿にそのまま当てはまります。
もうひとつのパンテーンCMソング
ご存知の方も多いのではないでしょうか。これは「Wishes」の前にパンテーンのCMソングとして提供された曲です。
実はこの動画がアップされたのが、彼女がテラスハウスを卒業した2014年3月31日なのです。
『CanCam』の専属モデルとなり女の子たちの憧れとなる前の彼女、このときから今まで、どのような気持ちで過ごしてきたのでしょうか。
おわりに
chayの「Wishes」の歌詞を追って見えたのは、彼女の苦悩とそれを乗り越えていく心の強さでした。
僕はchayのモデル業と歌手業がかみ合う日が、いつか来ると思っています。
その日がくるといいな。それでは。
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