加藤ミリヤ「X.O.X.O.」ってどんな曲?

【X.O.X.O./加藤ミリヤ】世界で一番君が好き!幸せな愛を歌う歌詞の意味を徹底解釈!結婚式にも!の画像

スピッツ「ロビンソン」をサンプリング

「X.O.X.O.」は、2010年7月に発売された加藤ミリヤの5thアルバム『HEAVEN』に収録されているナンバーです。

シングルとしてリリースされたことはありませんが、多くの人が一度は耳にしたことがある楽曲なのではないでしょうか。

実はこの「X.O.X.O.」、スピッツの有名楽曲「ロビンソン」を大胆にサンプリングしているのです。

サンプリングとは、元の楽曲の一部をそのまま別の楽曲の素材として使用するということ。

「X.O.X.O.」では、「ロビンソン」のギターリフをそのままサンプリングしています。

そのため注目度も高く、アルバムリリースに先駆けて着うた(R)の配信も行われていました

歌詞の意味を徹底解釈!

女性目線で描く幸せな愛の歌

それでは「X.O.X.O.」の歌詞を見ていきましょう。

L.O.V.E. I’m just feeling
A.S.A.P. Baby you help me
L.O.V.E. I’m so happy
X.O.X.O. Baby you love me

出典: X.O.X.O./作詞・作曲:Miliyah

歌い出しは英詞。「A.S.A.P.」は「as soon as possible」の略で、「なるべく早く」という意味になります。

最初からきっとこうなることが決まっていたみたいに
吸い込まれていく君の世界に
ただso夢中に

出典: X.O.X.O./作詞・作曲:Miliyah

Aメロの歌詞がこちら。一人の男性のことを好きになっていく女性の様子が分かります。

「X.O.X.O.」は、女性目線で描かれた男性に向けたラブソング

恋の始まりを「吸い込まれていく君の世界に」と歌い、彼へ首ったけになってしまう姿を表しています。

重ねあってる手と手そして
恋の国に迷い込んだシンデレラ
自由に君に触れられる
こんなhappy誰かにもあげたい

出典: X.O.X.O./作詞・作曲:Miliyah

Bメロは、女性の幸せな気持ちがよく分かる歌詞になっていますね。

「自由に君に触れられる」というフレーズから、彼女にとって彼は「好きな人」から「恋人」になったことを示していると考えられます。

自身をシンデレラにたとえているのも印象的。

まるでシンデレラのように、最終的には彼と結ばれハッピーエンドを迎える…そんな幸せな景色をまぶたの裏に思い描いているのでしょう。

愛したい
今、信じたい
君のことすごく好きになるの
まだ感じたい もっと見てみたい 二人の世界
(All I wanna do is loving you)

出典: X.O.X.O./作詞・作曲:Miliyah

サビでは、思わず口ずさみたくなる覚えやすいメロディーに乗せて、彼への止まらない愛情を歌い上げます。

ただ「愛したい」だけでなく、「今、信じたい」というフレーズもこの楽曲のポイント

これまで付き合ってきた男性とうまくいかなかったり、そもそも自分に自信が持てていなかったり。

恋人になったとはいえ、一人の人を心の底から信じるのはかなり勇気がいることですよね。

当楽曲では、そんな過去を塗り替えてしまうほど愛しい人に出会い、全身全霊で愛し、信じたいと願う女性の切な気持ちを読み取ることができます。

「All I wanna do is loving you」は、「私がしたいことは、あなたを愛すること」という意味になります。

君は私を可愛らしいと真顔で言ったりする
私は照れくさくて 顔が赤くなって
もっと恥ずかしくなる

出典: X.O.X.O./作詞・作曲:Miliyah

2番の歌詞は、さらに二人の日常に踏み込んだ内容に。

照れくさくて 顔が赤くなって」…好きな人に「可愛らしい」と言われることが、どれだけステキなことなのかが分かります。

日常の何気ないシーンを切り取ることで、二人の距離感や共感度もアップ。

聴きながら、思わず「分かる!」と頷いてしまう女性も多いハズです。

「X.O.X.O.」=ハグ と キス

そもそも、タイトルの「X.O.X.O.」とはどういう意味なのでしょうか。

楽曲タイトルだけでなく、様々なシーンで目にすることがある「X.O.X.O.」というフレーズ。

実は、「ハグとキス」という意味を持つのです

当楽曲内では、「X」「O」とそれぞれ分けて読んでいますが、本来は読み方も意味と同じく「hugs and kisses」。

「X」がキス、「O」がハグを表します(それぞれ理由は諸説あるので割愛します)。

英語圏では恋人だけでなく、友人、家族同士でも日常的に使われているのだとか。