骨太ブルースロック「デウス」について
独創的なギターリフとエネルギッシュな歌詞が魅力
2019年に発売されたB'zのアルバム「NEW LOVE」に収録された「デウス」。
曲冒頭のブルージーなギターリフが強烈な骨太なロックソングです。
AメロやBメロに入る際の劇的な転調も効いています。
そして稲葉さんのエネルギッシュな歌詞も印象深いですね。
どんな光景を歌っているのでしょう。
歌詞をブロックごとに見ながら、意味を徹底解説していきます。
でもその前に、タイトルの「デウス」とは一体どんな意味なのでしょうか?
ゼウスと似ていますが、同じものを指しているのでしょうか?
少し調べてみましょう。
デウスの意味
デウス(deus, Deus)は、ラテン語(およびポルトガル語・カタルーニャ語・ガリシア語)で神を表す言葉。この語形は男性単数主格であり、厳密には1柱の男神を表す。「デーウス」と発音されることもあるが、ラテン語本来の発音は「デウス」である。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/デウス
デウスは男の神様を表す言葉。
唯一神を指すこともあります。
ギリシア神話に出てくるゼウスとは違うようです。
やがてザビエルはキリスト教の「Deus」をあらわすのに「大日」という言葉を使うのはふさわしくないことに気づき、ラテン語Deusをそのまま用い、「でうす」や「デウス」とすることにした。「大日を拝んではなりません。デウスを拝みなさい」とザビエルたちが急に言い出したため、僧侶たちも驚いたという。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/デウス
「デウス」の1番の歌詞
爽快な1番Aメロ
雨は上がり 雲は散って 青の支配
ジリジリと滲む汗
踊る鼓動
出典: デウス/作詞:KOSHI INABA 作曲:TAK MATSUMOTO
“青の〜”という部分から、海沿いを車で走っているイメージが浮かびます。
船で航海をしているという線も考えられるでしょう。
直前まで天気が悪かったので、爽快感もひとしお。
日差しも照りつけて暑いけれどもとっても楽しい!
そんなワンシーンを歌っているのだと思います。
さらにテンションを上げていくBメロ
スピード上げていけばもう湾岸線
風に溶けよう
出典: デウス/作詞:KOSHI INABA 作曲:TAK MATSUMOTO
“湾岸線”といっているので、やはり車に乗っているのでしょう。
速く走れば走るほどテンションは増すばかり。
もしかすると、自暴自棄のような心情も抱いているのかもしれません。
失恋や失敗など、嫌なことがあるとドライブして忘れるという人も多いでしょうから。
スピード違反をしていないか少し心配です。
しかし、B'zのハードロックはスピード違反では取り締まれないでしょう。