EXILEの楽曲「Ti Amo」について
それではまず初めに、今回紹介するEXILEの曲である「Ti Amo」についてお話ししていきます。
「Ti Amo」は、2008年9月24日にリリースされたEXILE史上28枚目となるシングルに収録された曲となっています。
この曲は、切ないメロディと大人な恋の関係が歌詞で表現されている曲となっています。
そしてこの「Ti Amo」はチャートランキングでも記録を残しています。
まず週間オリコン・チャートでは最高1位を獲得し、2008年10月の月間オリコン・チャートランキングでも1位を獲得。
2008年の年間オリコン・チャートでは17位を獲得し、オリコン・チャートの登場回数はこの曲で28回目となりました。
さらにBillboard JAPAN HOT 100のランキングと、レコチョクランキングでも1位を記録するなどとても優秀な記録を残しています。
「Ti Amo」の歌詞を読み解く

それではここで、「Ti Amo」の歌詞を読み解いていきましょう。
一体、どのようにして切なく大人な恋の関係を歌詞で表現しているのでしょうか。
この曲の作詞はヒットメーカーと呼ばれる松尾清が請け負っています。
彼は元々執筆活動をしていた文筆家でもあり、それゆえにストーリー性たっぷりの歌詞が魅力的です。
本曲も不倫の歌として、切なく甘い歌詞が話題となっています。
MVでは俳優の谷中敦と女優の美波が、愛を秘めた男女を妖艶に演じていました。
帰る場所がある
好きになってはいけない人を愛した
ではまず初めに、こちらの歌詞を見ていきましょう。
日曜日の夜は ベッドが広い
眠らない想い 抱いたまま 朝を待つ
帰る場所がある あなたのこと
好きになってはいけない わかってた 初めから
出典: Ti Amo/作詞:kiyoshi Matsuo 作曲:jin Nakamura,kiyoshi Matsuo
これはこの曲の中でも一番初めの歌詞なのですが、ここではある1人の女性の気持ちが歌詞で表現されているのがわかります。
“眠らない想い”というのは相手に対する恋愛感情のことを指しています。
日曜日は愛する男性が家庭へ帰る日なのでしょう。
だからベッドの隣が空いているのです。
ベッドの広さが、心に寂しさを吹きこんでくるかのように恋焦がれて眠れない想いが伝わります。
愛する男性は家庭という帰るべき場所があるので、ずっと一緒にいることは出来ません。
恋に落ちた時から彼女は全てを知っており、全てを受け入れたうえで付き合っていたはずです。
しかし、愛が深くなればなるほどその状況が苦しくなってきたのでしょう。
本気で愛してはいけない、と自分にいい聞かせてきたけれど、彼を本気で愛してしまった女心が描かれています。
本当の愛ってどれほどの想いなの?
そして次に、こちらの歌詞を見ていきましょう。
どれだけの想いならば 愛と呼んでいいのでしょうか
この胸をしめつけてる気持ちに名前をください
出典: Ti Amo/作詞:kiyoshi Matsuo 作曲:jin Nakamura,kiyoshi Matsuo
この部分の歌詞では、曲中の女性の気持ちとして“どれくらいの想いが本当の愛なの?”と、疑問を抱いているように見えます。
おそらくここでわかるのが、女性はある男性に片思いしている状態であるということです。
なので本当の愛がどういうものか疑問に持つことで、胸がキュッと締め付けられるような気持ちになっているということですね。
本気で愛してはいけないのなら、今の気持ちは何と呼ぶのでしょう。
彼女は眠れないほどに彼のことを愛しく思っています。
彼はどの位の気持ちで自分を思っているのか、彼の気持ちは愛なのか…。
二人の関係に愛はあるのか、形の見えない「愛」を彼女は欲しているのでしょう。
まだあなたのことを想っている
愛を背負っていく覚悟
キスをするたびに 目を閉じてるのは 未来(あした)を見たくないから
抱きしめられると ときめく心は あなたをまだ信じてる
声に出さないまま 「愛してる」と叫ぶの
出典: Ti Amo/作詞:kiyoshi Matsuo 作曲:jin Nakamura,kiyoshi Matsuo