無期限の夜に飲み込まれ その度不安に囚われる
それでも信じて 立ち上がり それでも願って 食らいつくのさ
出典: teenAge dream/作詞:武瑠 作曲:武瑠・HearTribe
「無期限の夜」とはどんな意味でしょうか。
言い換えれば「夜が明けない」という意味とも受け取れます。
「夜」は不安・絶望・挫折などといった「陰」のイメージなのだと思います。
でもどんなにどん底に落ちたって「立ち上がる」と言っていますね。
終わりの見えない困難の中でも自分の奥底から力を振り絞る。
自分の目標を見据え、武者震いのように足掻いている様なのでしょう。
運命の歯車が回り出す
音楽との出会い
「生きてく意味を失った時 言葉と音が救ってくれた」
出典: teenAge dream/作詞:武瑠 作曲:武瑠・HearTribe
絶望に打ちひしがれ心が折れたとき、「言葉と音」…つまり音楽が救ってくれた。
これは武瑠が音楽と出会ったときのことなのかもしれません。
筆者はこの歌詞に深く共感を覚えました。
今思えば、どんなに辛い時も音楽が支えてくれた実感があります。
人の心を動かす様な音楽に出会ったとき、一気に道が開けたような感覚になれるのではないでしょうか。
後悔しないために
陽が暮れてもまた昇るけど 後悔したくない今しかないんだ
壁にぶち当たって腐って 壊して逸れてまた迷って
そうやって生きてくだけ
出典: teenAge dream/作詞:武瑠 作曲:武瑠・HearTribe
過ぎて行く日々をどう過ごすかは自由です。
でも、毎日を後悔なく生きることというのは、人生の充実感を変えてくれるのも確かではないでしょうか。
悔いを残さぬようにがむしゃらに頑張って傷つき、そして突き進む。
そんな生き方を肯定していますね。
10代に向けた楽曲だからこそ、「今が大切」という前進的なメッセージになっているのだと思います。
人生の分岐点ともいえる時期を思うままに突き進んでほしいのでしょう。
「大切なもの」に魅せられる
夢がなくたって生きれるし なくなれば違うの見つけるし
でもなんで? これじゃなきゃだめなんだ
出典: teenAge dream/作詞:武瑠 作曲:武瑠・HearTribe
夢や目標がなくたって、死ぬわけではありません。
それは達成できないからといって何かを失うわけでもありません。
しかし、心の底から「大切だ」と思えるものに出会った時の衝撃は人生を大きく変えます。
SuGにとってはそれが音楽だったのですね。
一度「大切なもの」に魅せられた彼らは、どんなに挫折しそうになっても音楽の道を突き進んだのでしょう。
心から好きなことを頑張り続けられる人はそう多くはいないかもしれませんね。
だからこそ、達成した後に見える世界は素晴らしいのだと思います。
がむしゃらに突き進んだ先に見えるものとは
無我夢中に取り組む姿
夢中になればなるほどにほら 僕等の世界は加速してくから
本気になりゃそりゃ傷つくし 失敗も挫折も怖いけど
でもきっと やればできるさ
出典: teenAge dream/作詞:武瑠 作曲:武瑠・HearTribe
カッコいいバンド演奏の場面に入りました。
開放感が「自由になった心」を演出している印象を受けます。
皆さんは何かに夢中になっているとき、時間があっという間に過ぎた経験がありませんか?
ワクワクするものほどその傾向は強いと思います。
先ほどは「自分にとって何が大切なのか」という気づきの場面でした。
ここでは無我夢中に取り組む中で、毎日があっという間に感じているようです。
そこに込める思いが強く行動力があるほど、壁にぶち当たる経験だって増えてきます。
でも、それを恐れていては後悔が残るだけ。
自分自身を信じて突き進もうと心に誓っていますね。