名曲「プラスティック・ラブ」とは?
山下達郎プロデュースのシティ・ポップの名曲
竹内まりやの代表曲といえば「シングル・アゲイン」、「告白」、「駅」など1990年代の曲を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
この「プラスティック・ラブ」はそれより前の1984年にリリースされたアルバム「VARIETY」に収録された一曲。
作詞作曲は竹内まりや自身でアレンジ、プロデュースはパートナーの山下達郎。
山下達郎が参加ということで素晴らしい出来上がりになること必須ですね。
1980年代の日本ではおしゃれで洗練された「シティ・ポップ」と呼ばれるジャンルが確立された時期。
この曲も近年リバイバルし今やシティ・ポップの代表曲となっています。
イントロからの一貫したAOR(アダルトオリエンテッドロック)どストライクの構成に心躍るのは筆者だけではないはず。
ベース、ドラムの高い技術による安定したリズム、抜群に格好いいギター、効果的なストリングスを多用し、センスあふれる曲に仕上がっています。
海外で大ブーム!日本の80年代シティ・ポップ
なぜ30年以上前のこの曲が今海外で大人気なのでしょうか。
シティ・ポップはジャズ、フュージョン、R&B、ファンク、AORといったジャンルの影響を受けたもの。
テレビ番組「Youは何しに日本へ?」で当時のレコードを求めて海外から日本にやってきたファンが紹介されたのは記憶に新しいかと思います。
2010年頃、海外のとある音楽サイトで大貫妙子、松原みき、間宮貴子など当時の実力派ミュージシャンが80年代シティ・ポップとして紹介されました。
そこには彼女たちのYouTubeのリンクがあり、そこから一大ブームが始まったと言われています。
この竹内まりやの「プラスティック・ラブ」もその中の一曲。
YouTubeでこの曲を再生すると関連動画で他のシティ・ポップミュージシャンの動画が見れます。
海外の方もこの関連動画で次々と日本のシティ・ポップミュージシャンを発掘し、一大ブームとなったと言われています。
収録アルバム「VARIETY」
「プラスティック・ラブ」は1984年にリリースされた竹内まりや6枚目のアルバム「VARIETY」に収録されています。
アルバム全曲において作詞・作曲は竹内まりや、アレンジ・プロデュースは山下達郎となっています。
デビュー後そのルックスからアイドル的人気になり、悩んだ彼女は1981年に活動を一旦休止します。
その間に楽曲制作を集中して行い、満を持してリリースされたのが本作。
参加ミュージシャンは山下達郎はもちろん、坂本龍一、吉川忠英、シュガーベイブのメンバー、村田和人、杉真理など当時のトップミュージシャンが目白押し。
その完成度の高さから名盤と名高い1枚です。
「プラスティック・ラブ」の歌詞を徹底解説
プラスティック・ラブの意味は?
Dm7 Fdim Em7 Am7
突然の キスや 熱いまなざしで
Dm7 Fdim Em7 Am7
恋のプログラムを 狂わせないでね
Dm7 B♭ Am7 D7
出会いと別れ上手に打ち込んで
Dm7 Fdim Am7 Em
時間がくれば終わる Don't hurry!
出典: プラスティック・ラブ/作詞:竹内まりや 作曲:竹内まりや
Dm7 Fdim Em7 Am7
愛に傷ついた あの日からずっと
Dm7 Fdim Em7 Am7
昼と夜が逆の 暮らしを続けて
Dm7 B♭ Am7 D7
はやりのDiscoで踊り明かすうちに
Dm7 Fdim Am7
覚えた魔術なのよ I'm sorry
出典: プラスティック・ラブ/作詞:竹内まりや 作曲:竹内まりや
彼女の本当の気持ちは...
Fmaj7 G6 Fmaj7 G6
私の ことを決して本気で愛さないで
Bm7 E Am7 Fmaj7 G6 Em7
恋なんてただのゲーム 楽しめばそれでいいの
Fmaj7 G6 Fmaj7 G6 Fmaj7 Em7
閉ざした心を飾る 派手なドレスも靴も 孤独な友達
出典: プラスティック・ラブ/作詞:竹内まりや 作曲:竹内まりや