2017年にデビュー20周年を迎えたスガシカオ


1997年にシングル「ヒットチャートをかけぬけろ」でメジャーデビューを果たし、そのザラついた色気のある歌声と大人の味わいがある楽曲で、シンガーソングライターの前線を走り続けてきたスガシカオ

ジャニーズなどへの楽曲提供も積極的に行い、2011年から2年間、独立しフリーランスとして活動したりと話題に事欠かない彼は、2017年にいよいよデビュー20周年を迎えました

そんなスガシカオは、デビュー20周年を記念して、先日「スガフェス!WEST」と称して自主企画イベントを行いました。

20周年記念ライブ「スガフェス!WEST」


そんな「スガフェス!WEST」の正式名称は「スガフェス!WEST ~スガシカオ vs kokua 絶対に負けられない対バンがある in 大阪~」です。

2017年9月18日に大阪城ホールで行われました。

その前の5月6日に埼玉のさいたまスーパーアリーナにて行われたイベントSUGA SHIKAO 20th ANNIVERSARY『スガフェス!~20年に一度のミラクルフェス~』」の大阪編で、共に自身のデビュー20周年を記念したライブとして開催されました。

さいたまスーパーアリーナではゲストとコラボレーションステージを披露したりと、集まった約1万8000人のファンを楽しませていました。

今回の大阪編ではサブタイトルとして「スガシカオ vs kokua」が打ち出されており、スガシカオとkokuaの出演を軸に埼玉編同様、順次ゲストアーティストが発表されていきました。

発表されたアーティストは以下の4人。

佐野元春

まずはオープニング後にkokuaのステージが始まりました。

そこにゲストとして招かれたのは、なんと佐野元春

kokuaの演奏をバックにスガシカオと佐野元春の2人でのセッションが始まります。

「YOUNG BLOODS」「情けない週末」「SOMEDAY」の3曲をコラボレーションしました。

元々、高校生の時に佐野元春の音楽に出会い、様々な影響を受けてきたことを明かし、念願の共演がこのステージで実現しました。

なかやまきんに君


そして、サブステージでのアクトを任されたのは芸人のなかやまきんに君

食事の時に何かとかけ過ぎてしまうスガシカオが行なっている活動「かけすぎ部」に呼応するかのような、きんに君の活動にスガシカオが惚れ込み、スガフェスへの出演が決まりました。

片平里菜

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そして、メインステージでは今度はスガシカオのステージが始まります。

ここでゲストに招かれたのは女性シンガーソングライター片平里菜

スガシカオと共に「煙たい」「なまえ」の2曲をしっかりと歌い上げました。

スガシカオが嫉妬するほどの才能を持っている片平里菜は、どっしりとした地に足を着いたステージングでその才能を余すことなく発揮しました。

大槻ケンヂ

そして、最後のゲストは大槻ケンヂです。

スガシカオと同世代の彼は「日本印度化計画」「とん平のヘイ・ユウ・ブルース」「踊るダメ人間」をスガバンドの演奏をバックに披露しました。

そして、全てのゲストが去ったのち、最後はスガシカオのステージでイベントが締めくくられていきます。

自身のこれまでの活動に欠かせない楽曲たちを披露し、ファンと一体となりながら大盛り上がりでイベントは終演を迎えました。

オープニングアクト募集?!

とても盛り上がったスガフェスでしたが、様々な仕掛けや企画が盛り込まれていました。

なかやまきんに君の登場もですが、今回また一際目を引いた企画は「オープニングアクトの募集」です。


フリーランスになった2011年から全国ツアーの際、各地で頑張るインディーズのアーティストを募集し、オープニングアクトに抜擢する企画をスガシカオは行ってきました。

これまでスガシカオほどのメジャーアーティストのオープニングアクトを一般から募集するという企画はほとんどありませんでした。

それほどまでに音楽に賭けるスガシカオの想いの強さを継ぎ、現在では過去にオープニングアクトを経験したアーティストたちが曲を持ち寄って1枚のCDを作り、コンピレーションアルバムをリリースしたり、イベントを行うほどになっています。