1987年のヒット曲!

アルバム『Bad』の表題曲

マイケル・ジャクソン【Bad】歌詞を和訳して独自考察!マイケルは本物の“ワル”?それともイケてる?の画像

マイケル・ジャクソンのヒット曲の一つ『Bad(バッド)』。

同じくヒットした同名アルバムに収録されています。

タイトルを直訳すると「悪い」という意味になりますが、歌詞の中ではちょっと違う意味合いです。

マイケル自身が作詞作曲した曲ですが、一体どんな意味が込められているのでしょうか。

今回は独自に和訳して解説してみました。

まずは、かっこいいMVとかわいいMVからご紹介していきましょう。

MVをチェック!

マーティン・スコセッシが監督を務めた

マイケルの代表作『Thriller』MVは約30分のある長編ということは知られているかと思います。

『Bad』にも実は長編ヴァージョンが存在するんです。

監督は何とあの巨匠マーティン・スコセッシ。

約18分あるこの映像はダリルという青年にマイケルが扮したものです。

彼は貧困地区出身ながら、有名大学へ進学が決まった前途有望な青年という設定。

しかし、不良になり果ててしまった旧友三人から一緒に強盗をしようと誘われてしまいます。

ドラマパートは白黒ですが、ダンスパートはカラーで撮影されています。

ストーリーのモデルになったのは警察官に強盗と誤認され、射殺されてしまった青年の実話。

そういった前提があると、マイケルがMVで何を伝えたかったのかがより理解できそうです。

子供がパロディーしたものも…!?

映画『ムーンウォーカー』に登場

こちらは何とも可愛らしい子供たちがパロディーした『Bad』。

なりきっている様子が面白いですね。

でも、そのダンスの上手さは大人顔負けです!

この映像はマイケル自身が原案・製作総指揮・出演を務めたミュージカル映画『ムーンウォーカー』 の劇中で観られます。

1988年公開の映画なので、この子供達ももう立派な大人になっていることでしょう。

この映画『マイケル・ジャクソンズ・ムーンウォーカー』としてゲームにもなりました。

一定の条件を満たすとマイケルがロボット化して戦うというカオスな内容です。

驚くことに、これは映画後半の展開と同じ。

ドット絵ながら、ゲーム中にマイケルのダンスが忠実に再現されている部分は評価されています。

さて、かっこいいMVとかわいいMVと…ゲームについてご紹介したところで、いよいよ歌詞を解説していきます。

冒頭の太字で斜体になっている文章が和訳です。

歌詞を和訳して解説!

何を言おうとしているのか

Your butt is mine
Gonna tell you right
Just show your face
In broad daylight
I'm telling you
On how I feel
Gonna hurt your mind
Don't shoot to kill
Come on, come on
Lay it on me
All right…

出典: BAD/作詞:Michael Jackson 作曲:Michael Jackson

“お前の尻尾はつかんだ

正しく言おう

ただお前の顔を見せるだけさ

昼の間に

僕はお前に言うだろう

僕がどんな気持ちなのか

お前の気持ちを傷つけるだろう

殺そうと言うわけじゃない

さあ、さあ

心して聞けよ

大丈夫だ”

 

この歌詞の主人公は相手に対して正面を切って何かを言おうとしています。

昼間に正々堂々と会って話そうとも誘っていますが、何を言おうとしているのでしょう。

どうやら相手が動揺してしまうような内容のようです。

MVの内容から考えると悪事に誘ってくる友人に対して言い聞かせているように感じます。

言い分は聞いてやろう

I'm giving you
On count of three
To show your stuff
Or let it be...
I'm telling you
Just watch your mouth
I know your game
What you're about

出典: BAD/作詞:Michael Jackson 作曲:Michael Jackson