今日だけはキミのことを想っていてもいいですか
Merry Xmas, I love you
思い出に変えるから
なぜ失うことでしか 気付けなかったの
あの日のキミと今の僕に
最後にもう一度 置いていくように
Merry Xmas, I love you
Goodbye
出典: あの日のキミと今の僕に/作詞:KUBO-C.GS.P-CHO.SWAY.KAZUKI 作曲:KUBO-C.GS.P-CHO.SWAY.KAZUKI.Jeff Miyahara.Kuraki Hori
彼がワクワクしながら描いていた未来とは、様子が違うようです。
彼の隣にいるはずの、彼女の姿がみあたりません。
「せめて今日だけは、これまでのように愛する気持ちでいさせて欲しい…」
彼女に愛の言葉をそえながら、彼自身に終わりだよといいきかせます。
頑張る気持ちが裏目に
彼は彼女との関係を終わられることなど、全く考えていませんでした。
彼女のために仕事を頑張って、もっとしっかりしなければ、というのが本音でしょう。
しかし、この本音が彼女との別れを迎えてしまう原因と考えられます。
それではここから「あの日のキミと今の僕に」の終盤に入ります。
引き続きお楽しみください。
仕事に追われる日々
1 year ago いつからか見慣れた街 TOKYO
夢に見た景色に 何も感じない もう
側にいたいけど やることだらけの連続
後回しキミのメールも 会えんだろ俺らいつでも
出典: あの日のキミと今の僕に/作詞:KUBO-C.GS.P-CHO.SWAY.KAZUKI 作曲:KUBO-C.GS.P-CHO.SWAY.KAZUKI.Jeff Miyahara.Kuraki Hori
時は過ぎゆき1年前に移ります。
これまで彼は決意通りに仕事に没頭しています。
あんなに幸せに感じた街の風景も、あまりの忙しさに何も感じなくなる日々を過ごしているのです。
そして、これだけ仕事に熱中しているので、彼女との時間も、メールの返信さえも少なくなります。
しかし、彼の心の内では、彼女のためにしていることなので、理解していると勘違いするのです。
ここのフレーズだけ「俺ら」と表現されていることが、この見解が正しいことの根拠といえます。
彼女が理解しているという安心感から、彼が彼女を全くみえていないことの表れです。
本物のサンタになれると思ったのに
少し高めのレストランで背伸びした二度目のクリスマスイブ
約束より仕事優先した三度目がラストクリスマスに
やっとキミのサンタになれたのに
聖なる夜 立ち尽くす一人
出典: あの日のキミと今の僕に/作詞:KUBO-C.GS.P-CHO.SWAY.KAZUKI 作曲:KUBO-C.GS.P-CHO.SWAY.KAZUKI.Jeff Miyahara.Kuraki Hori
2年目のクリスマスは奮発したレストランでの食事。
そして、3回目のクリスマスは仕事を理由に約束をすっぽかします。
彼の仕事での頑張りが実り、かなり安定した収入を手にするようになりました。
「これでようやく彼女に高価なプレゼントができる!」
この時には、いつもの優しい彼女の笑顔はすでにみあたりません。
どうして
たまにしか会えない日々も 二人のためだった
光るティファニーブルー 眩しさにキミを見失った
白い雪は今日も綺麗で 手のひらでつい見とれてる
離さないって決めたのに 握りしめる前に消える
あの日のように
出典: あの日のキミと今の僕に/作詞:KUBO-C.GS.P-CHO.SWAY.KAZUKI 作曲:KUBO-C.GS.P-CHO.SWAY.KAZUKI.Jeff Miyahara.Kuraki Hori
彼が描く未来と、彼女が求める現在のギャップが別れの原因です。
彼からすると、彼女に何でもプレゼントできて喜ぶ顔がみたかったのでしょう。
しかし、彼女は彼と一緒にいられる時間を大切にしていました。
お互いに考えることが良くわかり、胸が締め付けられてしまいます。
気づかなかった後悔
今日だけはキミのことを想っていてもいいですか
Merry Xmas, I love you
思い出に変えるから
何もわかってやれずに 抱き締めていたの
あの日のキミと今の僕に
最後にもう一度 置いていくように
Merry Xmas, I love you
Goodbye
出典: あの日のキミと今の僕に/作詞:KUBO-C.GS.P-CHO.SWAY.KAZUKI 作曲:KUBO-C.GS.P-CHO.SWAY.KAZUKI.Jeff Miyahara.Kuraki Hori
彼は仕事を頑張っているという自己満足から、抱き合っても彼女の変化に全く気づきません。
彼女が2人の時間が少なすぎて、彼から気持ちが離れているのにもかかわらず。
2人で会っている時も、先しかみていない鈍感な彼に嫌気がさします。
あんなにも会いたかった2人の時間も、徐々に苦痛に変わっていくのです。
そんな気持ちに彼が気づいた時には、彼女はもういません。
彼自身の彼女に気遣いのない行動が、彼を苦しめ続けます。