きみにあげる 歌があれば
この夏を 音に乗せて
もしまた 会えるのなら
この恋を 胸に秘めて
歩いていく
出典: Never ending journey/作詞:Cocco 作曲:Cocco
これまで"怒り"や"憎しみ"、そして"悲しみ"という負の感情を隠すことなく歌ってきたCoccoさんですが、「Never ending journey」には別れの背景に大きな希望が見えます。
歌詞からわかるのは、結ばれなかった2人だけど諦めたわけじゃないということ。
<歩いていく>という切なくも大きい希望がCoccoさんの美しい声に乗せられ、聴く人の心は浄化されること間違いありません。
【第7位】「樹海の糸」
愛し合っているのに結ばれない2人を描いた歌詞に泣ける!
永遠を願うなら
一度だけ抱きしめて
その手から 離せばいい
わたしさえ いなければ
その夢を 守れるわ
溢れ出る憎しみを 織り上げ
私を奏でればいい
出典: 樹海の糸/作詞:こっこ 作曲:柴草玲
「樹海の糸」は、"結ばれない恋"を歌った曲であることは間違いありません。
それが、立場の違いで愛し合っているのに結ばれない2人なのか、愛はあるのに価値観を共有できずボロボロになる関係なのかはわかりませんが……。
いずれにせよ<溢れ出る憎しみ>という不穏な言葉の影にある深い愛情が切なく、悲しい気持ちにさせられます。
【第6位】「ポロメリア」
「ポロメリア」は、1999年10月14日に発売された、Coccoさんの6枚目のシングルです。
タイトルの「ポロメリア」は、白い花を咲かせる植物・プルメリアのこと。
Coccoさん本人が、プルメリアのことを"ポロメリア"と聞き間違えて覚えていたことが、曲名の由来となったそうですよ。
無垢な時代には戻れないという歌詞に泣ける!
見上げれば終わりをみたこともない
目眩を覚えるような空
あの丘を越えれば
いつも あなたが居た
さよなら かわいい夢
出典: ポロメリア/作詞:こっこ 作曲:こっこ
「ポロメリア」は、深い海の底で聴いているような錯覚すら覚える前奏から始まります。
水面から見上げる<空>は、美しく、手に届かないほど遠く感じられるような歌詞ですよね。
まるで2度と丘には上がれない人魚姫の悲しみを歌っているかのようです。
"何も知らずにただ毎日を楽しんでいた幼い頃には、もう戻れない"。そんな物悲しさを感じさせる泣き歌です。
【第5位】「有終の美」
「有終の美」は、Coccoさんの9枚目のアルバム『アダンバレエ』に収録されている曲です。このアルバムは2016年8月24日に発売されました。
アルバム『アダンバレエ』の発売に先立ち、2016年8月3日に配信された曲でもあります。