【となりのトトロ/井上あずみ】映画に寄り添った歌詞を解説！誰もが子どもに戻れるような優しい歌詞

映画「となりのトトロ」といえば、子供の時から何回も見ているという方が多いでしょう。

繰り返し見ても見飽きない、子供から大人まで楽しめる日本の代表的なアニメ映画でもあります。

そんな名作とよばれる映画のエンディングを飾るのが、映画と同名の楽曲「となりのトトロ」です。

メイとサツキが最後に無事再会でき、ハッピーエンドを迎えた後に流れるこの曲。

きっと誰もが一度は耳にしたことがあるでしょう。

保育園や幼稚園、小学校などで習った人も多いのではないかと思います。

今回はそんな名曲について、映画の内容とともに深く掘り下げて紹介していきますね！

エンディング曲である「となりのトトロ」。

その歌詞は、映画の中で起こった出来事を振り返るような内容になっています。

大きな森の中でメイとトトロが初めて出会ったシーン。

雨の降っているバス停でサツキが初めてトトロに出会うシーン。

メイとサツキが植えた木の実を、トトロの力で一晩で巨木にするシーン。

その後一緒に巨木の上でオカリナを吹くシーン。

トトロやネコバスがメイとサツキには見えているのに、大人には見えていないことを描写するシーン。

そんな数々の名シーンを映画のラストに思い出すことができる歌詞になっているのです。

ということで、歌詞の内容をより深く理解するために、まずは映画のあらすじについておさらいしましょう。

以下、映画のネタバレとなる内容がたくさん含まれていますので、ネタバレしたくない方は要注意です！

メイとサツキ、お父さんの三人が自然豊かな田舎に引っ越してくる所から物語が始まります。

メイとサツキのお母さんは病気のため入院中です。

新しくやってきたお家はボロだけど、広くて風情のある雰囲気が漂っています。

そんな家を見てメイとサツキは大喜びするのでした。

そして、引っ越しの掃除の途中、メイは不思議な黒いオバケ「まっくろくろすけ」に出会います。

メイが最初に出会うのは、小さくて白いサイズの「小トトロ」。

そしてその次に、青っぽい色で中くらいのサイズをした「中トトロ」に出会います。

そして、小トトロと中トトロを追いかけた先にいたのが、誰もが知るあの有名なキャラクター「トトロ」です。

巨大でちょっぴり可愛いオバケ・トトロを見て驚くメイ。

でもすぐにメイとトトロは仲良くなり、メイはいつの間にかトトロのお腹の上でお昼寝します。

かなり有名な名シーンですね！

トトロに出会ったことをサツキやお父さんに話すメイ。

あまりにも突拍子のない話ではありますが、サツキは「私も会いたい」と目を輝かせます。

そして、しばらく経った後サツキもトトロに出会うのです。

雨の降る中、メイをおんぶしたサツキが傘の間からそーっとトトロを覗くシーンは有名ですね！

そして、初対面のオバケ・トトロに傘を貸してあげるサツキ。

しっかり者で面倒見の良いお姉さんであるサツキの性格がよく表れているシーンでもありますね。

メイとサツキは再びトトロに再会します。

ある晩、自分たちの住んでいる家の庭に現れたのは、小トトロと中トトロ、そしてトトロでした。

実は、庭にはメイとサツキが蒔いた木の実が埋まっており、なかなか芽を出さないと悩んでいたのです。

その木の実が埋まっている場所でトトロは不思議な力を発揮し、たった一晩で巨木へと成長させてくれました。

そして、メイとサツキはトトロに連れられて、巨木の上までひとっ飛び。

オカリナを吹いて、トトロたちと楽しい時間を過ごします。

翌朝メイとサツキが目を覚ますと巨木はなくなっていましたが、小さな芽が生えていました。

それを見た二人が「夢だけど夢じゃなかった」と大はしゃぎしながら言うセリフはとても有名ですね。