松たか子「明日、春が来たら」

1997年リリース

「明日、春が来たら」は松たか子のデビューシングル!大ヒット曲の裏側や歌詞の意味を徹底解釈【動画あり】の画像

「明日、春が来たら」は、1997年3月21日にリリースされた松たか子の1枚目のシングルです。

元々は女優として、第一線で活躍していた彼女にとって歌手デビュー作となる大切な1曲となりました。

また、それが世間的にも話題になり、オリコン週間チャートでは初登場15位を記録、さらに最高8位まで上り詰め、デビューシングルにして自身最大のヒット曲になったのです。

さらに、NTT「わくわく新生活キャンペーン」のCMソングにも起用されたことで、お茶の間に広く知れ渡るきっかけにもなりました。

そして、この楽曲のおかげで、前年は司会として出演していたNHK「第48回NHK紅白歌合戦」に歌手として初出場を果たしたのです。

「明日、春が来たら 97-07」

そして、そんな鮮烈な歌手デビューから10年の時を経て、「明日、春が来たら」は、新たに命を吹き込まれました。

なんと2007年に「明日、春が来たら 97-07」として、新たにリリースされたのです。

これは、本人の歌手デビュー10周年を記念したものであり、歌詞には歌手活動10年間の変化が詰め込まれるなど、松たか子楽曲としての色がさらに強まった作品に仕上がっています。

アルバム「Cherish You」に収録

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そして、そんな「明日、春が来たら 97-07」ですが、最初は配信リリースのみでした。

しかし、その後、2007年4月25日にリリースされた8枚目のアルバムである「Cherish You」の1曲目に収録されました。

10年間の歌手活動の粋が詰まったアルバムの1曲目に、デビューシングルを持ってくるところがとても粋ですね。

このアルバムは、オリコン週間チャートで10位にランクインするなど、松たか子の10年間の活動が認められた1枚となりました。

大ヒット曲の裏側

歌詞は脚本家の坂元裕二

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そんな松たか子の最大のヒット曲である「明日、春が来たら」ですが、実は珍しい人が作詞をしています。

なんと作詞を手がけたのは、脚本家の坂元裕二なのです。

と言っても、ピンとくる人は少ないかもしれません。

あの名作ドラマ「東京ラブストーリー」の脚本を手がけた人と説明したら分かるでしょうか。

「東京ラブストーリー」は、1991年にフジテレビ系の「月9」枠で放送され、世間を席巻した名作ドラマです。

主演は鈴木保奈美と織田裕二が務め、「カーンチ」というセリフがとても印象的なドラマとなりました。

元々は、柴門ふみによって描かれた漫画で、1988年から「ビッグコミックスピリッツ」で連載されていました。

主人公である永尾完治に恋心を寄せる同僚の赤名リカ、そして、同級生である三上健一と関口さとみとの三角関係が絡み合う大人のラブストーリーになっています。

そんな名脚本家が作詞を手がけるなんて、女優ならではのエピソードではないでしょうか。

動画は?

それでは、そんな「明日、春が来たら」に関連する動画を観ていきましょう。

YouTube動画を検索しましたが、公式の動画はアップされていませんでした。

ですので、今回はinstagramにあった「明日、春が来たら 97-07」の動画を掲載しておきます。

「明日、春が来たら」の歌詞を徹底解釈

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次に、そんな「明日、春が来たら」の歌詞を見ていきましょう。

爽やかな春を思わせる歌詞