特別な存在
毎日がキラキラに
高まる愛の中 変わる心情の中 燦然と輝く姿は
まるで水槽の中に飛び込んで溶けた絵の具みたいな イレギュラー
出典: I LOVE…/作詞:藤原聡 作曲:藤原聡
一歩が踏み出せない主人公の想いは日に日に高まっていきます。
人を好きになるって楽しいことです。
毎日学校に行くのが楽しみになったりもします。
今までは何の変哲もない日々だったとしたら余計に嬉しいものです。
「今日は話せた。」
「一緒に帰れた。」
「今日は目すら合わなかった。」
一喜一憂できる毎日には今までとは違う刺激が多くなっていきます。
あの人がいてくれるだけで毎日が輝き出す。
片思いにはそんな効果があるんだと改めて教えてくれたような気がしました。
特別な存在とは
主人公は相手の存在を「特別」と捉えています。
今まで自分の変わらない毎日を変えてくれた唯一の存在。
彼女を知ったことで毎日は変化し素晴らしい日々へと生まれ変わることができました。
それが嬉しいけれど、どこか不思議な存在に感じているようです。
主人公自身も何が違うのかあまり理解はできていないのではないでしょうか。
しかし明らかに他とは違う存在感に戸惑いを隠せていない。
本能的に相手を想っているのではないかと推測できます。
誰でも感じる惨めな気持ちの正体
自分と相手を比べてしまう
見えない物を見て笑う君の事を 分かれない僕が居る
美しすぎて目が眩んでしまう
今も劣等感に縛られて生きている
出典: I LOVE…/作詞:藤原聡 作曲:藤原聡
人を好きになった時に劣等感を感じてしまった事はありませんか?
好きになった人が、すごい人だったり、先輩だったり、尊敬する人だったり。
すると「自分なんかには釣り合わない。」と思ってしまうことはよくある話です。
この主人公はずっとその気持ちが捨てきれないようです。
相手が眩しければ眩しいほどその気持ちは増幅してしまいます。
自分に自信が持てる人なんて少ないです。
周りとも比べてしまう
彼女のことを理解できない僕がいる。
それはどんどん自分の自信を失っていきます。
周りの人は普通に笑い合っているのに僕だけが分からない。
ほんの少しの小さな不安は大きな溝へと変わってしまいます。
些細な出来事を気にしてしまい、踏み出せなくなってしまう。
神経質に捉えなくていいことまで考えすぎて、負のスパイラルに巻き込まれてしまう。
この歌詞部分からは、主人公の自信のなさとネガティブな思考が垣間見えました。
ここから一体彼はどうなってしまうのでしょうか。
変わらない感情には励まされる
好きな気持ちは一切ブレない
I Love I Love 不恰好な結び目
I Love I Love 手探りで見つけて
I Love Your Love 解いて 絡まって
僕は繰り返してる 何度も
出典: I LOVE…/作詞:藤原聡 作曲:藤原聡
さっきまで主人公はネガティブ全開でした。
しかしそれでも気持ちは一切変わっていないようです。
何度も何度も伝えようと頑張り続けています。
不格好でもいい、分からなくてもいい。
そう自分に言い聞かせるように唱え続けているように感じました。