初のロングツアーは2本仕立て!
ミニアルバム「サラダデイズ」のリリースも記憶に新しいSaucy Dog。
秋からはもちろん、ツアーも開催されます!
題して「ワンダフルツアー2018」。
今夏行われた「one-one tour2018」に引き続き、Saucy Dogらしく「犬」を連想させるタイトルですね。
秋から行われるこのツアー。実は今までのツアーとは一味違います。
彼らは年がら年中ライブをしているような、いわゆるライブバンドの一角。
とはいえ、ライブの数こそ多いものの、これまでそこまで長い日程のツアーはなかったんです。
今回の「ワンダフルツアー2018」は全日程を合わせるとなんと25公演。
これはバンド初の試みとなるロングツアーなので、当の本人たちも胸を躍らせているのではないでしょうか。
11月8日からはワンマン編
このツアー自体は10月からスタートするのですが、これは「対バン編」と称されるもの。
他のアーティストとの対バンで各地を巡ることになります。
そして11月8日恵比寿LIQUIDROOMの公演を皮切りに行われるのが「ワンマン編」。
なんと二段構えのツアーになっているんです!
これは非常に興味深い試みですね。
いろんなバンドが見たい人は「対バン編」へ、Saucy Dogをじっくり見たい人は「ワンマン編」へ。
そんなことも出来てしまいます!
度重なるライブでのキャリアを確実に積み上げてきている彼ら。
どちらを取っても、ライブバンドとしての実力をとくと見せつけてくれることでしょう。
話題のミニアルバム「サラダデイズ」より「メトロノウム」のMVを公開
「ワンダフルツアー2018」ワンマン編開催の発表とともに、新しくMVも公開されました。
MVになったのは話題のミニアルバム「サラダデイズ」に収録されている「メトロノウム」という曲。
今回のMVはライブ映像をメインにしたものとなっています。
詳細は7月11日に行われた渋谷WWWでのライブのものだとのこと。
新曲だった「メトロノウム」も、ライブを重ねていくうちに板についてきたということでしょうか。
四の五の言う前に、まずは映像をご覧いただきましょう!
画面越しでも、ライブの空気感は存分に伝わってくるはずですよ。

ライブと言えばもみくちゃになって、汗まみれで楽しむイメージがあります。
この映像を見ていて印象的なのは「オーディエンスがすごく大人しい」ということ。
かといってライブが盛り上がっていないわけではありません。
これはSaucy Dogの曲の世界観を考えればわかります。
綺麗なメロディと奥深い歌詞、それに沿った演出をする楽器の音色。
まるで映画を観るかのようにみんな聴き入っているんです。
メンバーそれぞれの色が垣間見える
ライブ映像の良いところは、MV用に撮影されたものよりもメンバーの色がより見えてくるところでしょう。
ぐっと前に出て来て身体で音楽を表現しようとするベース、秋澤和貴。
ドラムのせとゆいかはとびきり良い表情で演奏を繰り広げます。
そして顔をゆがめて歌うヴォーカル、石原慎也。
歌ってるときって不細工になってしまいそうですが、この人はカッコイイ!
照明もドラマチックで、ライブ映像もMVとして十分成り立つことを思い知らせる内容になっていましたね。
何故今「メトロノウム」なのか?
新曲といえば新曲ですが、どうしてこのタイミングで「メトロノウム」のMVなのか。
飽くまでも推測ですが、バンドとしてもこの曲には特別な思い入れがあったのではないでしょうか。
「メトロノウム」は、ひた走っていくSaucy Dogのバンド像を表したような曲です。
初のロングツアーを目前にして「俺たちは突き進むぞ!」とその決意を新たにしたようなそんな印象を受けます。
その力強さは本物
Saucy Dogを取り巻く環境にも、これまでいろんなことがあったのでしょう。
メンバーがヴォーカルだけになってしまったこともありました。
それでも折れずに進んで来た石原慎也の楽曲は、初期に比べて明るい曲が増えたといいます。
これは苦難の中にあったバンドが前に進み始めたということの表れではないでしょうか。
「メトロノウム」に込められたメッセージもとても力強いものです。
障害を乗り越えてきた彼らの放つそれは、間違いなく本物だといえるでしょう。
「メトロノウム」から垣間見るSaucy Dogの魅力
ここでは「メトロノウム」の聴きどころを筆者なりに語っていきます。
参考に何度も聴いていただければ嬉しいですね!