【オラリオン/やなぎなぎ】終わりのセラフEDの冒頭は何語！？読み方と歌詞の意味を徹底解説！PVあり！

「オラリオン」はやなぎなぎの11枚目のシングルです。

リリースされたのは2015年12月、初回限定盤と通常盤の2種類でのリリースとなりました。

多くのアニメタイアップを持つやなぎなぎですが、今作もタイアップ付きのシングルとなっています。

タイアップとなったのは、アニメ『終わりのセラフ』のエンディング。

CDジャケットも表面はやなぎなぎですが、裏面は『終わりのセラフ』のアニメジャケットとなっています。

収録されている曲は「オラリオン」・「zoon politikon」、2曲のインストゥルメンタルを含めた4曲。

「zoon politikon」はスマホRPG『LAPLACE LINK -ラプラスリンク-』の主題歌に起用されています。

初回限定盤に付属しているDVDには「オラリオン」のPVを収録。

YouTubeで見ることのできるPVはショートver.となっています。

『終わりのセラフ』は雑誌「ジャンプスクエア」で連載されている少年漫画です。

原作を鏡貴也、漫画を山本ヤマト、コンテ制作を降矢大輔が担当しています。

小説版と漫画版で主人公が異なり、小説版の方が時代設定が先となっていますが、アニメは漫画版の方を主体とした作りになっています。

主人公百夜優一郎は身寄りのない子供たちの施設で生活をしていましたが、謎のウイルスによって大人たちが全員死亡。

街に現れた吸血鬼に主人公たちは攫われ、血液を吸血鬼たちに与える代わりに生かされている生活をしていました。

あの日百夜優一郎は家族の百夜ミカエラたちと共に脱走を試みますが、吸血鬼に脱走を勘付かれしまい、優一郎以外は殺されてしまいます。

1人脱走に成功した優一郎は、ミカエラたちの復讐を誓い、吸血鬼と戦う組織である帝鬼軍に入隊するところから、物語は始まります。

序盤でかなり理不尽でかわいそうな目に合う優一郎ですが、その後は仲間たちと共に戦う立派な戦士となります。

ジャンルはダークファンタジーに分類され、バトルシーンが多いことでも知られています。

「オラリオン」がエンディングテーマを担当しているのは、第2クールの第13話～24話、「名古屋決戦編」の時期にあたります。

「オラリオン」の歌詞は、独特な言葉から始まります。

引用した部分は英語ではなくギリシャ語であり、馴染みのない発音をしているため、初見で聴いたときには一体何と言っているのかと思った人も多いでしょう。

日本語に訳すと、「さようなら、私たちの祈り さようなら、私たちの世界」という意味になります。

かなり不穏な始まり方をしていますが、これは「オラリオン」の歌詞が『終わりのセラフ』の世界観と同じであることを表しています。

『終わりのセラフ』は地球がが滅亡する寸前の話を描いており、その中で人間と吸血鬼の権力争いともとれる戦いを繰り広げます。

戦っている戦士は多くの人が吸血鬼に恨みを持っている人ばかりであり、吸血鬼への憎悪を戦いの理由としています。

自分たちの世界は一度崩れた、だから今自分はここで戦っているという『終わりのセラフ』の世界観を表しているのです。

ちなみに曲のタイトルである「オラリオン」もギリシャ語です。

意味は「祈り」、祈りから始まる曲の歌詞について、詳しく見ていきましょう。

環状に完結する気持ちは、自分の中にしかない想いを指しています。

自分の中にある確かな思い、でもそれだけでは誰かと繋がることはできません。

悠遠とははるか遠いことを指します。はるかに遠い祈りとは、もう戻ってこない世界を指しているのかもしれません。

または、もう戻ってこない自分の大切だったものたちのことを指している可能性もあります。

子供の頃に信じていた世界のルール、それが実は誰かに操作された嘘だったとして。

意志をもった人間になった今、進む方向は自分の心で考えるしかないのです。

自分が持っている剣、自分が信じている信念が例え諸刃の剣であったとしても、自分の信じる方へ。