サビになり、メンバー達がいよいよ登場します。
ナチュラルなメイクや服装で歌うレコーディング風景の映像が重ねられていきます。
赤がベースに紫が混じる映像に百田夏菜子、緑のベースに青とピンクが混じる映像に玉井詩織。
青にピンクと紫が混じる映像に高城れに、紫のベースに黄色が混じる映像に佐々木彩夏。
メンバーが順に映し出されていきます。
その後、映し出される、青をバックに花開いていくオレンジの花、白と緑のうず。
再度花開いていくオレンジの花、オーケストラの映像が続き、サビは最高潮へ向かいます。
白地に緑が投げ込まれ、そこに百田夏菜子が映し出されて、1番のサビは終わります。
2番以降~続く美しい風景と本人達の背景色~
2番以降も木漏れ日、花畑、水泡、葉脈といった自然の風景が映し出されていきます。
後半は、オーケストラの場面が増えてきます。
間奏はもちろんサビでも映し出される、オーケストラの映像。
それにより、映像だけではなく、演奏の美しさにも再認識させられます。
また、Cメロは「絶望の~」という歌詞から始まります。
歌詞に合わせて、暗い水のあわ、紫色の空、雷が鳴る空と続く暗い映像。
1番と同じように、木漏れ日が映し出され、サビに向けて明るさを取り戻します。
2番以降に、サビは2回出てきます。
その後の背景色は、百田夏菜子は緑とオレンジ、玉井詩織は赤と緑。
高城れにはオレンジと赤、佐々木彩夏は紫と赤に映し出されます。
百田夏菜子以外は、メンバーカラーの場面はありませんでした。
メンバーカラーはあまり意識されていないのかもしれません。
最後は歌詞に合わせて空を仰ぐ手のひらが映ります。
波をバックにタイトルの「魂のたべもの」が表示されて締めくくられます。
まとめ
5分11秒のこのMV。
メンバーが出てくるのは、わずか合計約40秒です。
45秒のオーケストラ映像よりも短いのです。
こんなにメンバー達が出ないのは、「MOON PRIDE」のMVに次ぐのではないでしょうか。
「MOON PRIDE」は、「美少女戦士セーラームーンCrystal」のテーマ曲だったので、全編アニメ映像でした。
メンバーが出てこなくても、がっかりした気持ちには決してなりません。
それは、やはりこの作品の完成度が高いからではないでしょうか。
赤や緑と色を表記しましたが、実際の映像に出てくる色は色が混ざり合い、はっきりとは言えない色ばかり。
空も多く出てきますが、これは朝日なのか夕日なのか、どこのどんな空なのだろうと考え、見入ってしまいます。
ある意味、目が離せません。
どんどん曲の世界観に惹き込まれ、いつのまにか字幕の歌詞についても考えさせられていきます。
メンバー達を全面に出せず、映像美で勝負していることを実感。
ももいろクローバーZがアイドルから脱却し、本格的なアーティストに向かっている新たな方向性を感じます。
他のMVもご紹介
「The Diamond Four」
ホテルでの一晩をストーリにしたMV。
メンバー達がホテルの廊下を歌いながら歩く場面で、一気にテンションが上がります。
歌詞の文字もポップに表示され、ドレスアップしたメンバー達に思わず見とれてしまいます。
玉井詩織と百田夏菜子はダンサーと夜な夜な踊りあかします。
佐々木彩夏はピザパーティー、高城れにはゲームに興じて朝を迎えます。
朝になると、お揃いのステージ衣装に着替えて、4人そろっての朝食。
えりがメンバーカラーになっているところが、ファンにはたまらないはずです。
最後に4人が向かう先はライブ会場なのでしょうか?!
歌詞についてはこちらの記事に詳しく紹介されていますので、ぜひ読んでみてください。
ももいろクローバーZ【The Diamond Four】歌詞の意味を解説!DIAMONDの笑顔とは? - 音楽メディアOTOKAKE(オトカケ)
ももいろクローバーZの「The Diamond Four」はラップ調でカッコいい曲!歌詞にあるDIAMONDの笑顔とはなんなのか?今回は、歌詞を徹底的に解説いたします。実はモノノフへの想いも込められているのです。
「Sweet Wanderer」
秋の軽井沢を舞台にしたドラマ仕立てのMVです。
これは本当にももいろクローバーZの旅行なのでは?と思わせるほど、メンバーの服も表情も等身大でナチュラル。
水辺や森林、木漏れ日など自然の風景も美しいです。
こんな風にメンバー達もリフレッシュしてほしいなと思わず願いたくなる、優しい気持ちになれる作品。
ミディアムな曲調に、頑張りすぎずに自由に生きようという歌詞が心にしみる一曲です。
歌詞とMVについてはこちらの記事に詳しく紹介されています。あわせて読んでみてください。
ももいろクローバーZ【Sweet Wanderer】歌詞&MV解説!4人でドライブ!あなたも旅しよう - 音楽メディアOTOKAKE(オトカケ)
ももいろクローバーZの「Sweet Wanderer」について、歌詞とMVを徹底解説します!4人でドライブする姿を見ていると旅に出たくなります。そしてももクロの大人な一面が見れる曲でもあるのです。
「あんた飛ばしすぎ!!」
最後に紹介するのは、おそらく今回のアルバムからのMVで1番ぶっとんでいます。
舞台は昭和を思わせる、荒れた学校。
百田夏菜子はリーゼント姿のヤンキー。玉井詩織はメガネを掛けた熱血生徒会長。
佐々木彩夏は竹刀を振りまわすレディースの総長。
高城れには、「セーラー服と機関銃」を思わせるヨーヨーを持ったセーラー服姿で登場します。
メンバーがふりきって演じてくれているからこそ、見ている人を元気な気持ちにさせてくれます。
確かにみんな飛ばしすぎています。
こちらの記事では、より詳しく歌詞について解説しています。気になった方は読んでみて下さい。