音にときめき、歌詞に胸キュン☆スピッツといえば「恋曲」
スピッツの代表曲といえば、ロビンソン、チェリーなど数多くありますよね。
草野マサムネさんが書く詞は、あの松任谷由実さんも絶賛するほどなんです。
実は曲のテーマの多くが恋愛なんですよ。
さらに、スピッツの曲というのは、その歌詞をより引き立ててくれる演奏なので、サウンドにも胸キュンしちゃうんです。
じっくり歌詞を読み返したくなる、そんな恋曲を紹介していきましょう。
ありふれた人生
アルバム「スーベニア」に収録されている恋曲。
イントロのギターのアルペジオやストリングスのアレンジは、始まったばかりの恋のときめきを感じさせます。
ありふれた人生を探していた 傷つきたくないから
君といる時間は短すぎて 来週まで持つかな
ああ 心がしおれそう 会いたい
もう待てない これ以上待てない
そして今日もまた 眠れない
出典: http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=A00975
少しだけでも会いたいし、会っている間はとても幸せなのだけど、会っている時間というのは本当にあっという間。
本当はもっと一緒に居たい、時間を忘れて一緒に居たい。
恋をしている人なら誰もが思うことを、とてもシンプルな言葉で表現しているだけに、素直に共感することができるのではないでしょうか。
「次に会えるのは来週」ということは、それまで我慢することになるのだけど、正直、持たないですよねー。
付き合いたての初々しさに、胸キュンしてしまいますよね。
恋をしたことがある人なら、思わず「あるある!」と言ってしまいたくなる恋曲です。
でも、付き合いたての悩みって、それくらいのことしかなくて、一番幸せな時期であるともいえます。
最近マンネリぎみなあなた、この恋曲を聴いて、出会った頃を思い出してもう一度胸キュンしてみませんか。
大宮サンセット
この街で俺以外
君のかわいさを知らない
今のところ俺以外
君のかわいさを
知らないはず
大宮サンセット
君は何故
悲しい目で微笑む
大宮サンセット 手をつないで
歩く土曜日
出典: http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=A00176
こんなことを言われたらどんな女性も胸キュンです。
歌いだしの歌詞だけをみると、オラオラ系な雰囲気ですが、草野マサムネさんが歌うと、とっても優しい男性を思い浮かべてしまいませんか。
普段は優しい、ちょっと気が弱そうな草食系っぽい男子に、そんな強気なことを言われたら胸キュンしちゃいますよね!
「君は何故悲しい目で微笑む」の?というところに温かい眼差しを感じることができるし、「手をつないで歩く土曜日」なんていうピュアなデートをしていることに、瑞々しい青春時代の恋を連想して、思わず胸キュンしてしまいませんか。
弾き語りのようなシンプルなアレンジが、直接語りかけてくれているようで、そこがまた胸キュンポイントです。
そういえば、草野マサムネさんは「僕」といいそうですが、歌詞では一人称に結構「俺」を使っていて、そのギャップに萌えるファンも多いです(笑)
因みに、「大宮サンセット」というタイトルではありますが、歌詞中に大宮を連想させる単語は一切出てきません。
これは、大宮でのライブでのMC中、草野マサムネさんが勢いだけで「大宮の歌を作る」と言ってしまったことがきっかけで作られた曲です。
シングル「夢追い虫」のカップリング曲ですが、隠れた恋曲です。
ハチミツ
「ロビンソン」「涙がキラリ☆」などが収録された名盤のアルバムタイトル曲。
この曲に登場する「女の子」は、男性が好みそうな雰囲気の子かもしれません。
一人空しくビスケットのしけってる日々を経て
出会った君が初めての心さらけ出せる
素敵な恋人 ハチミツ溶かしてゆく
こごえる仔犬を暖めて
懐かしい遊びが甦るのは
灯りの場所まで綱渡りしたから
ガラクタばかり ピーコートの ポケットにしのばせて
意地っ張り シャイな女の子 僕をにらみつける
おかしな恋人 ハチミツ溶かしてゆく
蝶々結びをほどくように
珍しい宝石が拾えないなら
二人のかけらで間に合わせてしまえ
出典: http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=57485
まだ恋を知らない頃を「ビスケットのしけってる日々」と例えているのがスピッツらしい表現です。
初めての恋人って、ちょっとしたことでも幸せを感じることができて、胸キュンな毎日になりますよね。
よく「氷のように閉ざした心」という表現があります。
でも、心というのは氷じゃないんです、本当はハチミツなんです、ハチミツのように甘い素敵なものだったんです。
それに気づかせてくれたのは素敵な恋人の存在なんです。
この歌に出てくる主人公は、とにかくときめきの毎日なんですねー、まさに胸キュン!
それに、意地っ張りだけどシャイだけど、ポケットに手を突っ込みながらじっと見つめてくる姿は、男性にとっては胸キュンな仕草だと思います。
流れ星
片思い中の人なら、このギターのイントロに胸キュンしてしまうでしょう。
アンニュイだけどなぜか胸を締め付けるようなこのギターリフは、言葉にできない切なさが漂っています。
曲の雰囲気にキュンとしてしまう恋曲だといえます。
もちろん、詞の世界観も深いですよね。
草野マサムネさんが書く詞は、そのときの自分が置かれている状況によっていろんな解釈をすることができます。
この曲は、恋のことを歌っていると断定することはできませんが、あるときは片思いの歌のように、あるときには熱く愛し合っている歌のように、なかには別れを連想する人もいるかもしれません。
そんな風にいろんなシチューエーションが浮かんできませんか。
歌詞に出てくる「本当の神様」とは何なのかはっきりしないだけに、いろんな解釈ができるのでしょうね。
しかし、実はこの曲、元々は辺見えみりさんに提供した曲なんです。
正夢
片思いをしていると、思う相手のことで頭がいっぱいになるし、一言言葉を交わせただけで、幸せな気持ちになりますよね。
夢のなかだけでもあの人に会えたらいいな、夢で会えたら何を話そうかな、そしてそれが正夢だったらな、そんな風に思いを巡らせるだけで胸キュンしませんか。
男女どちらも共感できて、こんなにピュアな片思いソングは他にそうないのではないでしょうか。
ドラマ主題歌としても起用された曲なので有名ですが、どうしても捨てがたい恋曲なので紹介致しました。