安田レイ【blooming】MVを徹底解説！ピンクなスモークがオシャレ♪アニメ版「レイトン」OP曲

えんどぅのスモークは緑がかった黄緑です。

スモークが噴出する筒を両手に持ったまま自由自在に踊ります。

安田レイは、手持ち花火を持つように滑らかに筒を動かしていました。

しかしえんどぅの動きは違います。筒を持ったままその場で回転したり、手先で波を描いたりするのです。

自分らしさの描き方は人それぞれ。スモークの色も出し方も決まりなんてありません。

自分らしい色が出せるのなら、方法は何通りもあるのです。

どんなに失敗ばかりでも、それを挽回しようと奮闘するのが自分なのだと思えることが大切です。

しかし、すぐに立ち直れる人は多くありません。いつまでも失敗を引きずる人もいるでしょう。

それでもいつか顔を上げる瞬間が来ます。

「まだまだだけど、少し頑張れたね」

頑張ったのは他でもない自分自身です。自分らしいやり方で解決して、小さな一歩を踏み出します。

個性や自分らしさが一気に開花する人もいますが、少しずつ自分らしさを見つけていく人もいるのです。

これがスモークとの共通点ではないでしょうか。

スモークで部屋を満たそうとしても、初めはまっさらな空気に溶けて見えなくなってしまいます。

それでも少しずつ着実にスモークを焚いていれば、次第にその色が漂い満ちて、部屋を埋め尽くすでしょう。

歌詞にある「少しずつ」を表現するにはスモークが最適だったのではないでしょうか。

『blooming』は開花。

スモークの筒が蕾でスモークが花だとしたら、このタイトルにぴったりですね！

誰もが自分らしさの蕾を持っています。それを開花させるのは気温でも季節でもなく、自分自身です。

自分らしさを認めてあげた途端、花が咲きます。

花が枯れても次なる蕾が待っていて、次々に花を咲かせるのでしょう。

今は難しくても、少しずつ自分を認めてあげることで小さな蕾から小さな花が咲きます。

少しずつでも積み重なれば大きな花となって光を浴びながら咲き誇るのです。

「自分らしさ」を言葉で表現できる方は多くないでしょう。

きっと言葉で表現した途端、作り物のように思えてしまうはずです。

何気ない発想から行動を起こした後、言葉を発した後にふと「今の自分、好きだな」と感じる。

これこそが自分らしさに気づいた瞬間なのではないでしょうか。

自分のことを少しずつ好きになることの大切さを教えてくれる、安田レイの『blooming』でした。

ドラマ「ケンカツ」のオープニング曲となった『Sunny』。

起伏ある人生だからこそ面白い！と思える素敵な曲です。

安田レイのデビュー曲『Best of my Love』は切ない恋愛ソング。

人生で1番と思える恋は、無くした後もずっと1番なのでしょう。