「カゲロウプロジェクト」でストーリー性のある楽曲とリンクした小説を執筆し、アニメ「メカクシティアクターズ」の脚本および主題歌を手がけるなど、ミュージシャンの域を越えて多彩な活躍をみせる、じん。
さらに2016年からは沙雪とのユニット「ZOWLS」として、漫画「NIRVANA-ニルヴァーナ-」の連載を開始しています。
2011年よりニコニコ動画から楽曲発表を始め、現在は発表するたびにオリコンウィークリーの上位を占めるじんのおすすめ曲をランキングでご紹介します!
第10位 夕景イエスタデイ
ストレートな感情がひびく歌詞
「カゲロウプロジェクト」の楽曲で、セカンドアルバム「メカクシティレコーズ」に収録されています。疾走感のあるロックな曲調が多いじんには珍しい、ポップで可愛らしい曲調となっています。
恋心を抱きながらも素直になれず、苛立ってしまう女子の心情を表現しています。
「伝えたいよ」って走り出した この感情もう解らないよ 爆発しそうだ
出典: 夕景イエスタデイ/作詞:じん 作曲:じん
ストレートな感情がまっすぐ伝わる内容で、甘酸っぱい気分になれる楽曲です!
第9位 ヘッドフォンアクター
絶望の中にある深いメッセージ
「カゲロウプロジェクト」の第4話としてつくられた楽曲です。ヘッドフォンから聞こえる声を中心に展開するストーリーに引き込まれます。
「非常に残念なことですが、本日地球が終わります」と どこかの大統領が 泣きながら話をするまでは
出典: ヘッドフォンアクター/作詞:じん 作曲:じん
と、唐突な言葉から始まり、周囲がパニックに陥る情景と、主人公の生き残りたい強い願いとまわりの様子を達観している冷静さが、交差しながら展開していく歌詞のバランスが絶妙です。
絶望的な状況を淡々と歌い上げるVOCALOIDの歌声との対比も印象的です。
最後に小さく「ごめんね」と聴こえて終わる最後には、深いメッセージを感じます。
第8位 人造エネミー
現実逃避の巧みな表現力
じんのVOCALOID楽曲の処女作であり、「カゲロウプロジェクト」の第1話です。PVには初音ミクが登場します。
ヒキニートで本シリーズの主人公である「如月シンタロー」と彼のパソコンに棲みつく電脳少女「エネ」が壊れたパソコン部品を買いにデパートへ行き、テロリスト事件に巻き込まれるというエピソード。
嘘じゃない現実が何なのか解らないのなら一緒に 人が造りだした世界で生きるのはどうかな?
出典: 人造エネミー/作詞:じん 作曲:じん
好きになった彼女を救えず、現実から逃避している姿が巧みな表現で描かれています。電脳少女を連想させる、電子音をベースにした曲調に気分が上がります!
じんの原点に触れることができる貴重な一曲です。