【アイナ・ジ・エンド (BiSH)/きえないで】MVを解説！孤独なダンスが表現しているものとは？

シーツを頭から被ったり、それを抱きしめたり。

彼と交わした思い出を再現するアイナ。

「全部で探した」というのは自分の五感全てを使って彼を感じようとしたということでしょう。

足で壁をなぞる演出が、使えるものは全て使うということを表現していますね。

「夜の肌色」など、遠回しでアダルトな言葉遣いも絶妙。

全て純白では曲の表情もつまらないですからね。

サビに入るとクルクルと回り、大きな動きで「恋が終わってしまった」という感情の高ぶりを表現。

続く歌詞では自分と別れた後の彼が素敵な人生を歩むことを願っているのでしょう。

散らかった食卓で何かを探すような手ぶりを見せるアイナは「自分も新しい幸せを探す」ということを表しているのでしょうか。

膝を抱える仕草で「きえたい」という気持ちを表現。

床に寝転んだ体制から立ち上がるまでの流れもなんとも劇的。

差し込む夕日の中、声を張り上げるアイナの姿は胸に迫るものがありますね。

自分が「きえたい」と思ってしまうことがあるように、彼も同じ気持ちでいることがあるでしょう。

そんな彼に心からの一言。

「きえないで」

シンプルだけど、難しい言葉を並べるよりもずっと響くものがあります。

借りてきた言葉というのは「ありきたりな言葉だけど」のような意味ではないでしょうか。

激しいダンスの後、乱れた髪で虚ろに歌うアイナは女優さながら。

楽曲の世界観に入り込んだ姿はまるで演劇を見ているかのような気分にさせます。

幕切れを飾る歌詞は最初のAメロと同じですが、ダンスの振り付けは手話風のもの。

手ぶりだけで虚しさを演出するプラネタリウム、ギター、パスタを表現しています。

これを即興で考えていると思うと末恐ろしいですね。

今回はBiSHのアイナ・ジ・エンドのソロデビュー曲「きえないで」を紹介しました。

別れた彼への想いが表現された楽曲は胸に染み入るような内容でしたね。

そして、BiSHの一員としても人気を誇っていた彼女の才能がさらに前面に押し出された今作。

そのクオリティはアイドルファン以外の音楽ファンも唸らせる内容となっています。

これを機にファンの数は一気に増えそうですね！

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また「きえないで」のようなテイストが好きだという方にはmajikoや美波もオススメです。

どちらもきっと気に入っていただけるはずですよ！