ギターでつま弾く「カサブランカ・ダンディ」
ウィスキーを吹き出しながら歌っていたジュリー!
では曲をギターで弾いてみましょう。
同じ旋律が行ったり来たりして、サビの所で盛り上がる。
どことなく、酒場で歌っているような、酔っ払った感じがしてブルースっぽい曲調。
そう感じるのは、実際にジュリーがこの曲を歌う際、口にバーボンを含んでそれをプハァーッと吐きだしてから歌っていたから。
酔っ払いの嘆き節。
弱くなったダメ男が、ダンディを気取りたい、という切なる願い(男の意地)を歌に叩きつけているよう。
サビの「ボギー ボギー」以下は、まったくの嘆き、または愚痴。
それが懐古調なのでなにやら淋しくなる。
弱くなった男が自嘲気味に歌う「カサブランカ・ダンディ」は、やるせないダメ男のララバイ(子守り歌)なのかもしれません。
元ネタの映画「カサブランカ」って?作品を楽しむためのおすすめ記事
ここまでご紹介したように、「カサブランカ・ダンディ」に登場する「カサブランカ」は同名映画のこと。
つまりこの楽曲の世界観を理解するには映画「カサブランカ」を観るのが手っ取り早いのです。
最後にご紹介するおすすめ記事では映画「カサブランカ」について詳しく考察しています。
どういった時代背景のなか制作されたのか、当時の人々はどんな日々を送っていたのか。
映画の背景にある情景を知ることで、「カサブランカ・ダンディ」の歌詞の世界も一層色づくはず。
ぜひ映画を観た後は、この記事を読んで映画「カサブランカ」について思いを馳せてみてください。
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