SUPER BEAVER「それでも世界が目を覚ますのなら」
基本情報をチェック!
「それでも世界が目を覚ますのなら」はSUPER BEAVERの2ndミニアルバム「世界が目を覚ますのなら」に収録されています。
所属していたレーベル、事務所から離れて立ち上げた自主レーベル「I×L×P RECORDS」からリリースされました。
アルバムタイトルに”それでも”という接続詞がついたタイトルなので、力強さも感じれらます。
”それでも”という言葉が何に繋がっているのか、とても気になりますね。
アルバム情報
アルバム「世界が目を覚ますのなら」が2013年4月にリリースされました。
「I×L×P× RECORDS」としてアルバムをリリースするのは2作目となりました。
シングルから収録されたのは4thシングル「歓びの明日に」のみです。
「歓びの明日に」は2012年にリリースされたフルアルバムに収録されていましたが、再録されるということでアコースティックバージョンが音源になりました。
「それでも世界が目を覚ますのなら」と「歓びの明日に」ですが、似たニュアンスのタイトルが付いていると思います。ですが、似て非なるものです。
アルバムの1曲目とアルバムのトリ。ロックとアコースティック。この2曲は喧嘩四つですが、それぞれがお互いの楽曲の良さを引き立てていると思います。
1カットで撮影されたMV
「それでも世界が目を覚ますのなら」のMVになります。
ボーカルの渋谷龍太さん1人が浜辺で熱唱しています。
途中までは朝焼けの中で歌っていたのかと思っていましたが、4:04あたりで渋谷龍太さんが手を開いた瞬間に景色がオレンジに染まります。
”目を覚ます”とタイトルに入っていますが、”終わり”というワードもよく歌詞に出てくるので、朝焼け、夕焼けのどちらにも取れるようなMVになったのでしょう。
3:28に注目!
MVの3:28あたりに注目しましょう。
ラストサビに入る前に一度静かになります。穏やかな波の音が聞こえてきます。
演奏が無く、渋谷龍太さんの海辺での歌声だけが響き渡ります。このMVの中で最も見応えのあるポイントではないでしょうか!
歌詞解説
一寸先に何なのか 一体明日がどうなのか
一瞬なんて一瞬で 考える間もなく過ぎ去ってく
一分間の葛藤を 一週間抱えながら
一生分の正解が 急に欲しくなった
出典: それでも世界が目を覚ますのなら/作詞: 柳沢亮太,渋谷龍太 作曲:柳沢亮太
一寸先も明日も何にも分かりません。ただただ一瞬がすぐ去っていくだけです。
その一瞬の積み重ねが一寸先を越え、明日を越えるのです。
一瞬一瞬を越えて、これまでの人生を積み重ねてきました。
1分間の葛藤はとても小さなものです。すぐに越えてしまいます。それも1週間重ねると大きなものになります。
1週間の葛藤を1週間抱えてしまう人間なんてきっと、一生分の正解を手に入れることはできません。
羨望の眼差し 卑屈を正統化する術が
どんどん上手になってきた 要らない 要らない
出典: それでも世界が目を覚ますのなら/作詞: 柳沢亮太,渋谷龍太 作曲:柳沢亮太
一瞬一瞬乗り越えて積み重ねてきた人生と、一瞬一瞬乗り越えてこなかった人生。
近くで見るとどちらも大差無いかもしれません。
ですが、長い目で見るとその差は大きく開いてしまいます。
前者に対して後者は羨望の眼差しで見るでしょう。自分なんて…と卑屈になれば楽です。
本当にそれでいいのでしょうか、明日はやってきます。どうせ明日はやってくるのです。
それでも世界は目を覚ますのです。
二度と無い 戻れない 誰もがわかったように言って
もう一度って 今の無しって わかってないんだ
終わりは始まり 本当にそうなの?
終わりは終わり 同じ始まりは一つだって無い 無いよ
出典: それでも世界が目を覚ますのなら/作詞: 柳沢亮太,渋谷龍太 作曲:柳沢亮太
今日は今日で、明日は明日。今日が終わるということは今日が終わるということでしかありません。
今日が終わるということは明日がやってくることとは違います。
終わりがあれば始まりがあるとはよく言われることですが、同じ始まりは2度ときません。
何もしなくても今日は終わります。何かをやっていても今日は終わります。
結局同じ最後を迎えるのなら、それでも世界が目を覚ますのなら、やってみる価値はきっとあるでしょう。