「キャッチボール」ってどんな曲?

【キャッチボール/BUMP OF CHICKEN】ヒロとの共作が微笑ましい!歌詞の意味を解説の画像

物語のような歌詞とバンドサウンドとのギャップ

「キャッチボール」の歌詞物語の様な内容になっています。

頭の中でその映像を想像しやすい感じです。

一方でメロディーがギターの歪みをきかせたサウンドが目立ちます。

少しパンクっぽいような感じです。

BUMP OF CHICKENは2004年頃までバンドサウンドオンリーの楽曲が目立ちました。

現在と比べると少しトゲがある感じですね。

「キャッチボール」にはそのBUMP OF CHICKENらしさがしっかり出ている楽曲であると感じました。

ちょっと心に迷いが出た時に聴いてほしい一曲となっています。

「キャッチボール」はギター増川弘明との共作!

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ボーカル藤原基央とギター増川弘明との共同作成

BUMP OF CHICKENは結成当初から現在に至るまで多くの楽曲をリリースしてきました。

それら楽曲のほとんどをボーカル&ギターである藤原基央が作詞作曲を行なっています

しかしこの「キャッチボール」はギターの増川弘明と一緒に作成を行ったそうなのです。

キャッチボールといえば、野球ですよね。

しかし、「キャッチボール」を作成するのにあたり藤原基央と増川弘明はバドミントンをやっていたそうです。

まあ、投げ合うのと打ち合うの1対1という点では同じではあります。

体を動かしながら曲を作るなんてなかなか面白いですね。

「キャッチボール」の歌詞については作曲中の増川弘明の様子を書いたそうなのです。

この後歌詞について解説しますが、ちょっと触れると…。

「キャッチボール」の歌詞は本当の気持ちと反対の事や、同じ事が繰り返されない様子が描かれています。

よって、作曲中の増川さんは試行錯誤を重ねていた様子がわかりますね。

決して簡単に作曲したわけではないという事です。

それを知って改めて聞くと、増川弘明の苦労を感じてより深い曲に聴こえてくるのではないでしょうか。

ギター増川弘明は元々サポートメンバーだった!?

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BUMP OF CHICKEN結成当初は照明係!?

BUMP OF CHICKENメンバー4人は元々幼稚園の頃からの幼馴染同士なのです。

中学時代の部活も4人とも同じバスケットボール部に所属していたのだとか。

本当にずっと一緒にいたのですね。

バスケットボール部では4人とも補欠だったそうです(笑)

そんな仲良し4人組みで文化祭に向けてバンドを結成。

そこには「あいつ」と呼ばれた別のメンバーも1人いたそうです。

その「あいつ」がギターを担当していたため、増川弘明は幕の上げ下ろしや照明などを担当していたのだとか。

まさに縁の下で支えるスタッフのような役割ですね。

しかし、「あいつ」のやる気が見られない為「あいつ」に秘密でバンドの大会に出場すると…。

見事に大健闘!

「あいつ」は脱退し、増川弘明が正式にギターとしてメンバーに加わったそうです。

これがBUMP OF CHICKENの始まりであったという事ですね。

「あいつ」は今どこで何をしているのでしょうか。

「キャッチボール」の歌詞を解説!

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「キャッチボール」の歌詞は前述しました通り、作曲中の増川さんの様子が描かれています。

しかし、ただそれだけの解釈ではなさそうなのでちょっと深く掘り下げたいきたいと思います!

道沿いの公園?

雨上がりの並木道
排気ガスと草の匂い
君は僕のななめ前
咳をしながら
苦しそうに笑った

出典: キャッチボール/作詞:藤原基央 作曲:増川弘明

排気ガスのせいでしょうか。

咳をしていた瞬間までも忠実に表現されている事によりリアルさが増します。

咳をしていたことが恥ずかしかったのか、楽しかったからなのか…。

面白い事でも言い合っていたのか、なぜ笑ったのかも想像してしまいます。

キャッチボールをする場所に向かっている時の様子を表した歌詞で間違いなさそうですね。

増川さんの作曲中の様子であるならば、合宿所であった箱根の施設に向かう所なのかもしれません。

その時の空気や天気の様子までも伝わってくる歌詞にイメージすることが止まりません!

赤く錆びた鉄棒
造りかけの砂のダム
君は僕の後ろから
ゴムのボールを
日の沈んだ空に高く投げた

出典: キャッチボール/作詞:藤原基央 作曲:増川弘明

この歌詞ではどこでキャッチボールをしたのかが伝わってきます。

まあ大体キャッチボールは公園や広場ですると思いますが…。

鉄棒や砂場があるのでやはり公園で間違いなさそうです。

キャッチボールをすると言うのに、相手の背中の方向からボールを投げるなんて少しずるい気もします。

むしろ投げられた事すらもわかりません。

そして、キャッチボールは夕方から夜にかけて行われたということですね。

増川さんの様子で捉えるとするならば…。

藤原さんにとって思いがけない方向から作曲を始めたという事でしょうか。