悲撃のヒロイン症候群がついに降臨

記念すべき1stシングル

2018年12月20日にYouTube動画を初投稿した悲撃のヒロイン症候群(ひげきのヒロインシンドローム)。

いじめや誹謗中傷に苦しむ人へ向けたメッセージを歌うアイドルグループです。

2019年8月6日には記念すべき1stシングル「サイレントクライ」をリリースします。

今回はリリースに先駆けて公開されたMVをもとに、気になる歌詞の意味を徹底解釈。

まだ情報の少ない彼女たちですが、どんな魅力を持っているのか一緒に探っていきましょう。

タイトル「サイレントクライ」の意味

「サイレントクライ」英語表記すると「silent cry」。

「静かに泣く」という意味が推測できます。

声を押し殺して、ひっそりと一人で涙を流している…

これが「サイレントクライ」で歌われている主人公の姿です。

なぜ感情を押し殺してでも理性を保つのでしょうか?

悲撃のヒロイン症候群は、傷ついた人たちに生きる力を与えるコンセプトアイドルグループ。

涙を流しながらも力強く立ち上がって欲しい。

おそらくこの楽曲には、このような願いが込められています。

MVをチェック

拘束や障害が意味するのは?

こちらは「サイレントクライ」のMVです。

闇の中で華麗に歌とダンスを披露するメンバー

「目隠し」や「拘束具」の演出が印象的ですね。

また、「花束」や「手」で何度も顔が遮られています。

彼女たちのありのままの表情が何かに阻害されている

そう解釈することができます。

これは楽曲における主人公の心理状態を描写しているのかもしれませんね。

それでは、歌詞の解釈へと進みましょう。

主人公が抱える闇とは

「サイレントクライ」には悲撃のヒロイン症候群らしいテーマが描かれています。

彼女たちの活動コンセプトとともに、主人公が何と向き合っているのか紐解いていきましょう。

何から抜け出せない?

壊せないルール 自分のしがらみ
I DON’T KNOW WAY
WHAT YOU WANT?
I DON’T KNOW WAY
WHAT YOU WANT?

出典: サイレントクライ/作詞:ハシバタカナリ 作曲:ハシバタカナリ

ここでは自分の現状が歌われています。

まずグループ名の由来である「悲劇のヒロイン症候群」という言葉の意味から確認していきましょう。

この症候群の最大の特徴は「被害者アピール」や「不幸アピール」をすること。

いわば不幸であることに安心感を覚える状態です。

ではなぜ安心感が得られるのか?

人は変化を恐れる性質があります

これは防衛本能から来る心理。

同じ環境を無意識に望むことで、危険な環境へと飛び込むことを避けるのです。

そして一度不幸な境遇に身を置いてしまうと…。

安全を求めるはずの防衛本能が働き、逆に自ら不幸を求め続けて抜け出せなくなります

それが「悲劇のヒロイン症候群」の仕組みです。

さて、歌詞に戻りましょう。

不幸を求め続ける運命は無意識のうちに自分に埋め込まれた防衛本能です。

一度できてしまったルールを壊すのは困難。

そしてルールを作ってしまったのは自分自身。

そんな意味が込められたフレーズなのだと思います。

本当に求めているのは

それでも絶やさない 掻い潜る微笑み
TELL ME THA WAY
WHAT YOU WANT?
TELL ME THA WAY
WHAT YOU WANT?

出典: サイレントクライ/作詞:ハシバタカナリ 作曲:ハシバタカナリ