MVはスーパーカップのCMともリンクしています。
CMでは平和な学園に突然にもたらされた、ある騒動が。
それは、笑福亭鶴瓶さん扮する転校生がやって来たことから巻き起こります。
どちらが本物の笑福亭鶴瓶かという論争でした。
これに繋がっているのか、解決のカギと思われるものがMVにところどころ登場します。
表情の見えないシルエットにエフェクトを効かせた舞台でのダンス。
ミュージックビデオの世界の中に、きらりと光って映えています。
「Untouchable」は「触れてはいけないもの」という意味ですが、このタイトルがMVに煌めくのです。
SUPER★DRAGONのダンスフォーメーションで組まれた中に現れる、謎のシルエットが。
「触れてしまうと火傷する」と語る歌詞に、アップテンポで激しく揃えられた動き。
それらが組み合わさって、「Untouchable Max」のタイトルが歌詞中に響き、映像にはMAXの文字のエフェクトが。
さらに会議室を思わせる部屋で、メンバーたちが重要な決定事項を下したような場面が展開します。
本物か偽物かの論争は決着がついたのでしょうか。
敬礼にも受け取れる振りが、壁に掛けられた肖像画の人物へと向けられました。
扉の向こうのサプライズはMV最後に
「I know」から始まるラップ調の歌詞。
それを皮切りに、引き出しや机の下といった部屋の片隅から何かを探して回る場面へ。
そのシーンと並行するように、メンバーがダンスするシルエットが挟み込まれています。
エフェクトのMAXの文字と、メイクやマスクで隠されたシルエットが中央に光る不思議な光景。
果たして探し物は見つかるのでしょうか！？
難航する宝探し
宝探しはアンティーク調の食器や宝飾品がある、棚の奥から隅々まで探ります。
しかし結局、探し物は見つからず…。
瞼を閉じて考え込んでしまいました。
真贋を見定めようというのか、メンバーたちは「Untouchable Max」の声と共にシルエットを見据えます。
意外な結末
やがて見つからない探し物に疲れ、机に肘をついて瞼を閉じて場の空気はあきらめムードに。
しかし、それで終わりというわけではありませんでした。
呼び声に瞼を開けると、そこには鈍色の煌めきを放つ鍵が。
他のメンバーが、どこからか探し出していたのでしょうね。
偽物と本物を論争する世界における、重要な鍵だったのでしょうか。
メンバーはそれまでに付けていた仮面を爆発させて外し、鈍色の鍵で世界の扉を解き放ちます。
解き放たれた扉の向こうは、予測を裏切った「本物」が姿を現しました。
それは一体何なのかは、実際にMVを見てお確かめください！
MVは最後の場面まで、サプライズとスペシャルな仕掛けが施されています。
CM世界とリンクした振り付けとも？
ダンスの振り付けはTikTokがヒント！？
MVの着想のヒントとなった「スーパーカップ」のCMには、TikTokから選出された人も出演しています。
TikTokは特徴的な動きを表現できるムービーアプリ。
それを踏まえると、MVにはTikTokの動きを取り入れている可能性もありそうです。
そう考えてダンスの振りや動きを見ると、新たな発見があるかもしれません。
アップテンポに載せて軽快で激しく広げられるダンスミュージックです。
MVとCMの深いつながり
振り付けや歌詞に施された仕掛けや世界観が、CMとリンクしているといえるのではないでしょうか。
炎のエフェクトや謎解き要素の仕組まれた場面も、その一つでしょう。
振り付けやダンスも、着想元のユニーク要素が散りばめて仕掛けられています。
そして見つけ出された鍵に解き放たれた謎のシルエットの正体。
眩い輝きを放つ鍵で扉の向こうに明かされた世界の先には、本当のサプライズゲストが煌めいていました。
まさか「あれ」がMVでも登場するとは…、つながりの深さが伺えます。
しかも最後の最後に登場するわけですから、とっておき感満載です。
最後の最後まで油断できない楽しい仕掛けで魅せるMV
SUPER★DRAGONの、「Untouchable Max」のMVについて解説しました。
描いた世界観や人物像が、仕掛けとして重厚に施されていましたね。
着想のヒントと公表されているだけあり、「スーパーカップ」やそのCMに強く影響を受けているのが感じられます。
炎を想起させるエフェクトやダンスと、「スーパーカップ」の世界を随所に漂わせて繰り広げられる場面展開。
楽曲だけで楽しむのとはまた違う、そんな趣を魅せてくれるMVに仕上げられています。
劇中に仕掛けられたサプライズゲストも、かなり豪華な面々でした。
お一人は笑福亭鶴瓶さんですが、もう一つのゲストはぜひご自身の目で「体感」して頂きたいところです。
ダンスと同じく息次ぐ間もなく繰り出される世界、確かに誰かさんとリンクした最後まで油断禁物のMV。
ぜひ「スーパーカップMAX」のCMも、一緒にチェックしてみてくださいね！
