自分を表す自分目線歌詞とも感じる「LOSER」の歌詞の意味は

自虐的な歌詞ととれる?若い名曲「LOSER」

「LOSER」の歌詞を読んでいくと、米津玄師がまるで自分のことを歌っているのではないかと感じられます。

いつもどおりの通り独り
こんな日々もはや懲り懲り
もうどこにも行けやしないのに
夢見ておやすみ

出典: LOSER/作詞:米津玄師 作曲:米津玄師

やや投げやり感、うんざり感がありますね。そしてそこに孤独も感じられます。

孤独の中、どうしようもない日常が繰り返されることへの嫌悪感が伝わる歌詞です。

そんな日常が繰り返されることから、もう抜け出したいという思いが、他者の目線ではなく自分の目線で書かれた歌詞と読み取れます。

米津玄師「LOSER / ナンバーナイン」歌詞の意味解釈の画像

25歳という年齢に合致する「LOSER」の歌詞部分

四半世紀の結果出来た
青い顔のスーパースターが
お腹すかしては待ってる

出典: LOSER/作詞:米津玄師 作曲:米津玄師

この歌詞部分が大きなポイントではないでしょうか。

四半世紀というと25年を表しますね。

米津玄師はこのシングル発売時に25歳を迎えています。

25年、つまり四半世紀を生きてスーパースターの地位に辿り着いた米津玄師が、自虐するような歌詞ととらえることができると感じられます。

「青い顔」というのはきっと、「明るい笑顔で誇らし気に生きているわけではないんだ」という思いが込められているのではないでしょうか。

今の自分への葛藤を表すような「LOSER」の歌詞


LOSER=敗者、つまり負け犬を表現しているのでしょう。

負け犬の遠吠え、孤独や葛藤との闘いを表しているといえるのかもしれませんね。

四半世紀を生きてスターとなりながら、心の中は孤独な敗者として足掻いている、葛藤を抱え込んでいる、だから何かを変えたい、そういう歌詞ともとらえられますね。

どこか目的地が見えていない、自分の目標をつかみかねていない印象がある「自意識抱えこんでは」や「摩耗」という言葉を使い込むあたり、やはり何かの壁にぶつかり、それを打ち破ろうと足掻く様子を表現している様子がうかがえますね。

25歳という年齢がこの歌詞を書かせたのでしょうか?

敗者である自分はどうすればいいかはそれでは終わらない

米津玄師「LOSER / ナンバーナイン」歌詞の意味解釈の画像

自分の気持ちは口にしなければ伝わらないという歌詞

愛されたいならそう言おうぜ
思ってるだけじゃ伝わらないね

出典: LOSER/作詞:米津玄師 作曲:米津玄師

この歌詞はふと希望が見える様子があります。

ちょっと前向きな、という感じでしょうか。

徹底して負け犬負け犬と連呼して、壁にぶつかっている自分を表現していながら、本当はそれだけじゃだめなんだということは理解していることが、この歌詞に表れているのではないでしょうか。

米津玄師「LOSER / ナンバーナイン」歌詞の意味解釈の画像

パワーストーンが歌詞に出てくるのは