【38℃/KingrassHoppers】曲名の意味を知ればもっと切なくなる…歌詞を解説！PVあり

ラブソングとして思わず口ずさんでしまいたくなるKingrassHoppersの「38℃」。

この曲名の「38℃」という歌詞の意味はいったいどういった意味なのでしょうか？

曲を聴き進めていくとその意味が分かってきました。

解説していきましょう。

この歌の主人公には好きな女の子がいることが分かりますね。

その子のことを思ってずっと胸を締め付けられている男性の姿が浮かびます。

いっそ好きになった女の子に告白したら楽になるでしょう。

しかし、その好きな女の子はすでに他の人の恋人なのです。

しかもその相手が自分の友達という、切ない展開が待ち受けています。

気持ちを素直に伝えてしまったら、友達に対する裏切りになってしまう。

でも、抱えているのも辛いのでしょう。

この好きだという気持ちを伝えられないもどかしさを感じます。

主人公の叶わない恋心を歌う曲かな、と思ったところで、突然の展開です。

彼女はなぜ涙を流しているのでしょうか？

それは「裏切り」つまり、付き合っている友達が二股をしていたからです。

好きだった人に騙されて自暴自棄になっている彼女の心をそっと支えていくことにした主人公。

でも、「僕が友達の代わりになるよ」とまではさすがに言えないようです。

それくらいしかしてあげることがないほど、彼女は弱っていたのでしょう。

他になにもしてあげられないもどかしさを感じます。

「me」とは恋をする自分自身で、「you」とは友達に裏切られた彼女です。

これからどうしたらいいのか、ときっと彼女から相談されるのでしょう。

彼は、そんな彼女を慰めようとするたびに、なおさら恋心が募っていくようです。

こっちに振り向いてほしい、という思いが伝わってくる歌詞から、彼女は裏切られてもなお友達のことが好きなことが分かります。

自分が好きだと伝えてもきっとフラれてしまうと分かっていたら、なかなか伝えることはできませんね。

今はまだ彼の恋が成就する気配はありません。

しかし、変わらない思いを歌っています。

何気ない日常を好きな人と一緒に過ごす。

これほど幸せなことはありません。

彼女にとって、そんな幸せな日々を過ごす相手がいつか自分になってほしい……。

そんな本音とは裏腹に、それが叶いそうにない現実が最後の1行から伝わってきます。