YUKI【2人のストーリー】歌詞を徹底解釈！最後のページに描かれているのは？幸せを貰っちゃおう♪

楽曲の1番のポイントは、サビ。

YUKIがカップルの生活の中で描きたかったのは“誰かと一緒に生きる”ということ。

どうして結婚もせず、僕たち（私たち）は一緒に生活しているのだろう？

みなさんも長く付き合っている恋人がいれば一度は感じたことがあるのではないでしょうか。

YUKIはそんなモヤモヤっとした気持ちをこの楽曲で表現したかったのだそうです。

別れることも、誠実に向き合うことも今はまだできない。

そんな姿勢が3行目に表れています。

彼氏が見つめることができるのは「正面」ではなく「横顔」の彼女なのです。

1行目では、一見変化のない2人の毎日が描かれているように思われます。

しかし1番の歌詞と違うのは、それが穏やかではないということ。

何となく上手くいかなくなってしまった2人の様子が表れているのでしょう。

YUKIは、この楽曲に登場する彼をダメダメな男として描きたかったようです。

生活にほころびが出始めた頃、ついに彼氏はダメ男の一面を出してしまいます。

浮気をくりかえす彼氏。

そんな彼氏を突き放せない彼女。

「あ〜！あるある」と思わず声が出てしまいます（笑）。

彼氏は誠実ではない自分も同棲すれば変わると思っていたのでしょう。

しかし、人間はそんなにすぐ性格が変わるわけでもありません。

2人の生活が終わってしまいそうな予感がしてきました。

ここのサビでは、2人の仲直りの様子が官能的に描かれています。

別れて、終わるかと思われたカップルの物語。

しかし、仲直りしている途中で互いに「離れられない」と思ったのでしょう。

幸せを多少なりとも感じているなら、別れることは困難です。

4行目に描かれているように、2人が紡ぐ物語の最後のページはまだ開かれません。

この先の2人はどうなるのでしょう。

変わらず向き合えない淡々とした生活が続くのかもしれません。

もしくは急に、彼女から物語に終止符を打つのかもしれません。

結末は、この楽曲に描かれた2人のようなカップルたちに託されています。

今回は、YUKIの楽曲【2人のストーリー】をご紹介しました。

カップルの複雑な心情を描いた歌詞に、共感した人も多いのではないでしょうか。

YUKIの歌詞は一見、解読が難しいように感じるかもしれません。

しかし解釈すると、どれも私たちが普段抱えている、よくある感情を描いたものばかり。

よくあるからこそ日常に埋もれてしまいそうな感情をYUKIは取り出してくれるのです。

だから、YUKIは唯一無二の世界観を長年作り上げることができているのかもしれません。

また、そんな歌詞を更に素敵にアレンジしてくれるのが、YUKIを支える作曲家たち。

【2人のストーリー】は飛内将大という作曲家が担当しています。

他にも【Wild Ladies】や【ひみつ】など、様々なYUKIの名曲を手がけている彼。

その中でも、今回は【さよならバイスタンダー】という楽曲をご紹介します。

YUKIの【さよならバイスタンダー】は2017年2月にリリース。

同年に発売されたアルバム「まばたき」にも収録された楽曲です。

また、テレビドラマ「3月のライオン」のオープニングテーマにも起用されました。

原作をしっかり読み込んで、YUKIが書き下ろしたこの作品。

将棋という勝負の世界で生きる主人公の背中を押すような疾走感溢れる楽曲となっています。

ちなみにタイトルの「バイスタンダー」とは、傍観者という意味。

そこには、1人の主役として人生のステージに上がろうという決意が込められています。

何か始めようとしていることがある人にとっては、とても勇気付けられる楽曲でしょう。

そんな楽曲の歌詞が、以下の記事では丁寧に解説されています。

ぜひチェックしてみてくださいね♪