西沢幸奏
2015年デビューした実力派アーティスト
西沢幸奏(にしざわ しえな)さんのデビューのきっかけは、2014年、第1回フライングドッグオーディションでグランプリを獲得したことです。
その翌年の2015年、テレビアニメ「艦隊これくしょん-艦これ-」エンディングテーマ曲「吹雪」でデビューを果たしました。
デビュー当時、17歳でした。
中学生の頃、父親の影響でギターを弾くようになり、また、歌手になる夢を持っていました。
テレビアニメ「銀魂」のオープニング曲「Stairway Generation」をよく歌っていて、アニソンの歌手になりたいと思うようになったそうです。
現在、20歳。
テレビアニメ「学戦都市アスタリスク」のオープニングテーマ曲をリリースし、アニソンアーティストとしても順調に人気を確立しています。
存在感のある堂々とした説得力のある歌声が特徴です。
「Brand-new World」では作詞にも挑戦し、アーティストとしての幅も広げています。
テレビアニメ「艦隊これくしょん-艦これ-」とは?
元々は、艦隊育成型シュミレーションゲーム
「艦隊これくしょん」は、5年前に、艦隊育成型シュミレーションゲームとして展開されました。
第2次世界大戦の軍艦を擬人化した、艦船型少女「艦娘(かんむす)」は一気に人気となり、現在、460万人が登録しているという爆発的ヒットしているブラウザゲームです。
ゲームでの人気を受けて、2015年、テレビアニメ「艦隊これくしょん-艦これ-」が放映になりました。
主人公は、駆逐艦の吹雪(ふぶき)。
テレビ版は、評価が別れたということが、あったようですが、劇場版は、どうだったのでしょうか。
劇場版「艦これ」
2016年に上映されました
「劇場版 艦これ」は、2016年、ロングラン上映された人気のアニメです。
テレビアニメ版の続編という体裁の劇場版です。
艤装(ぎそう)という武器を生まれながれにして装着した艦娘たち。
謎の敵、深海棲艦(しんかいせいかん)と互角に戦う彼女たち。
劇場版では、テレビ版でも登場した、特型駆逐艦の吹雪が主人公ですが、ほかに、如月、睦月もキーパーソンです。
キャラクターがカワイイのも納得のアニメですが、アクションや戦闘シーン、実在の兵装(へいそう)、架空の土地ではありますが、実在の地名や史実に基づいた設定です。
圧倒的な戦闘シーン、艦娘たちのけなげで必死な姿勢、刹那的な表情など、どれを取っても感動的で、劇場版は涙なしでは見られないファン(提督)が続出だったようです。
劇場版「艦これ」の主題歌「帰還」
西沢幸奏さんの2枚目のシングル「帰還」は、劇場版「艦これ」の世界観に合致した、おごそかで壮大な1曲です。
オーケストラの伴奏は、荘厳な雰囲気を醸し出しています。
「帰還」とは、戦場から故郷、基地に帰ってくることを意味します。
歌詞は、ストーリーの本質を捉えているかのような内容になっています。
CDのジャケットには、主人公、吹雪が明け方の海を眺めているようなイラストがありますが、その影は、まるで頭に角が生えているようです。
これは、謎の敵、深海棲艦の影を想像できるかもしれません。
吹雪は、アイアンボトムサウンド(海峡の名前)で轟沈(ごうちん:艦船を1分以内に沈めること)されたのですが、強い思いで浮き上がったという特別な存在です。
歌詞を見てみましょう
劇場版ストーリーを想起させます
いつかは聴いてみたいな
でも きっとできないね
あの日見た 初めの海
覚えてる?
一緒に行ってみたいね
ごめん 少し遠いかな
君と見た 朝焼け空
忘れない
出典: 帰還/作詞:minatoku 作曲:WEST GROUND、Hige Driver