水曜日のカンパネラ「一休さん」とは?
水曜日のカンパネラ「一休さん」の歌詞解釈
一休、奴に常識など通じねえ!
奴に常識など通じない
すでにとんちのセンスが桁違い
いつもハッとグッとして
キットカット食い
お寺のベッドでhave a 一休
出典: https://twitter.com/aqua_quartz/status/837267952822968320
一休さんというとアニメの可愛らしい姿が浮かぶ人も多いと思いますが、モデルになっているのは、江戸時代のとんち話で、元のモデルは室町時代の臨済宗大徳寺派の僧ですね。
禅宗の教えにおいて重視されることのようですが、仏教の常軌を逸した行動を取る風狂を、一休宗純は行動に移していた人で「常識など通じない」という歌詞もありますが、本当に変な格好で街を歩き回ったり、刀身が木刀を腰に差したりしていたようです。
歌詞はジョークではなく史実の一休宗純も他人から見れば本当に常識が通じないような人だったのですね。
また、歌詞にすると伝わりませんが、この曲ではコムアイが訛っているかのようなラップを披露しており、「通じない」というより”通じねえ”、「桁違い」というより”桁違ぇ”と発音しているのもかわいいです。
まだ冒頭の歌詞ですが、私たちが知っている一休さんとは明らかに違うのがわかるので、そんな一休さんがこれからどんな風に展開して行くのか...!?
引き込まれて、続きの歌詞が気になってしまいますね。
引き続き歌詞を解釈していきましょう。
とんちが利いているというよりとにかく豪快な一休像!?
『この橋渡るべからず』とか
立て札読まずに中央突破して
湾岸署の方もお手上げのようで
レインボーブリッジ封鎖できません
出典: https://twitter.com/graprfm/status/828658488972767235
一休さんのとんち話で、「この橋渡るべからず」と書かれた橋を、端を通らずに渡ればいいんだろうと真ん中を通っていったという話がありますね。
しかし、この歌詞では「立て札読まずに中央突破」ということで、とんち話ではなく、この曲の豪快な一休像が伺えます。
こんな豪快で規格外な男には警察もお手上げということで、橋を渡るなと制止しても勝手に通っていくので「レインボーブリッジ封鎖できません」とここは、「踊る大捜査線」のパロディーですね。
豪快と思ったら冷静!?切れ者風のセリフが登場
話の流れはだいたい分かったひとまず落ち着いてこう
下手な考えは休むに似たりさ君は欲してるhave a 一休
出典: https://twitter.com/SKazuma814/status/850234367897096194
立て札も読まずに橋を渡ってしまう豪快な一休さんが描かれた前の歌詞に対し「話の流れはだいたい分かったひとまず落ち着いてこう」と今度は切れ者風の冷静なセリフを言う一休さん。
何か起こった時も、下手な考えは休んでいるのとそんなに変わらないのだから、まずは一休みしなよというこの歌詞。
「一休さん」というタイトルから”have a break”(一休みしなよ)という意味で「have a 一休」と言っているようですが、響きが良くていいですよね。
屏風の虎を捕まえる話が虎を召喚する話に!?
屏風の虎 お経で召還
お殿様たちは阿鼻叫喚
アイツがそのうち大人になったら
パンクな破戒僧になりそう
出典: https://twitter.com/Pomyu08_02/status/829839809753419776