ラストに待っていた衝撃的なシーンこそ、西野七瀬さんと若月佑美さんのキスシーンでした。

引っ込み思案でおとなしい西野七瀬さんが、初めて心許せる友人が若月佑美さんだったのかもしれません。

そんな若月佑美さんとどうしても離れなければならない、それはどれだけ胸にこみ上げるものがあることでしょう。

詰まって言葉にも音にも出てこない何かが、キスという形で現れたのかもしれません。

歌詞を覗いてみよう

どんな時も自分であれ

泣きたい時は泣けばいい

もしも他の存在に生まれ変わるとしたら
きっとこんな自分を選んでしまうだろう

自己嫌悪なんか意味ないよ
強く生きることが君の仕事なんだ

僕はだれだ?

自分を偽って生きることより
苦しみながら君は君の道をいけ

出典: 無口なライオン/作詞:秋元康 作曲:Shusui/ヒロイズム

大人になればなるほど、泣きたいときに泣けないことはたくさんあります。

それがいつからのことなのか振り返ってみると、泣くことが恥ずかしいように感じてきた中学~高校の頃からだったのかもしれません。

ですが泣きたいときに泣けないというのは辛いことで、自分をごまかすことにおなります。

本当の自分と相反する外見の自分に罪悪感を抱いても、本当は強く生きていくことを望んでいるのではないでしょうか。

生きていれば苦しいことなんていくらでもあります。

そんな中でも自分の道を見つけ出し、進んでいくことこそ、本当の強さなのかもしれません。

たとえ悲しみを背負っても

孤独隠して強くなきゃいけない
悲しい背中
泣きたいときは泣けばいい
自分を偽って生きるより
そう苦しみながら君は君の道をゆけ!

出典: 無口なライオン/作詞:秋元康 作曲:Shusui/ヒロイズム

これこそ「無口なライオン」のMVを表している歌詞と言えるかもしれませんね。

一人だと思っても、世界中に誰もいないと感じても、強さを押し出すことが本当に強いことなのでしょうか。

それよりも自分を素直にさらけ出して、泣きたいときに泣くことができる人の方が、もっと自由に生きることができるのかもしれません。

悲しい時というのは誰にでもあるものです。

そんな時に自分を偽らずにいられるでしょうか。

まとめ

辛くて泣きたい時に泣くことができるかと聞かれたとき、あなたはどうこたえるでしょうか。

もし「できる」と答えるなら、本当に強い人と言えるのかもしれません。

そんなことを「無口なライオン」は語っているのではないでしょうか。

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