セルフカバーアルバム「9.5カラット」収録
井上陽水さんの「ダンスはうまく踊れない」はセルフカバーアルバム「9.5カラット」収録曲。
1984年12月にリリースされました。
さらにジャズアレンジのセルフカバーアルバム「Blue Selection」にも収録されています。
こちらは2002年11月発売でした。
2019年1月30日リリースの50周年記念「YOSUI BOX Remastered」には上記2枚も含まれます。

井上陽水/ダンスはうまく踊れない
もちろん作詞作曲は井上陽水さん。ただし、セルフカバーアルバムに収録されているわけです。
井上陽水さんの曲という印象が強いかもしれませんが、もともとは楽曲提供したということ。
つまりオリジナルの歌手がいて、井上陽水さん以外にもカバーしたアーティストが存在します。
井上陽水さんが歌うバージョンとどのように違うのでしょうか。聴き比べてみましょう。
石川セリのシングル!
「ダンスはうまく踊れない」のオリジナル歌手は石川セリさん。井上陽水さんの奥様です。
ただし、石川セリさん6枚目のシングルとして発売されたのは1977年4月。
井上陽水さんと石川セリさんがご結婚されたのは1978年8月なので、その前だったわけですね。
石川セリバージョン

石川セリ/ダンスはうまく踊れない
実は、石川セリさんと交際し始めた頃、デート中に井上陽水さんがサクッと作った歌だとか。
何て素敵なプレゼント!つき合い始めたばかりだと、男性は女性に良く思われたいものでしょう。
しかもお互い歌手なので、歌を贈られるというのは格別な喜びだったのではないでしょうか。
そして実際にシングルとしてリリースし、ヒット。ご結婚なさるまでに至ったというわけです。
女性が歌うことを意識しつつ、男性の想いも詰まった楽曲になるのではないでしょうか。
高樹澪のカバーも有り
高樹澪バージョン

高樹澪/ダンスはうまく踊れない
高樹澪さんの「ダンスはうまく踊れない」は自身3枚目のシングルとして1982年7月に発売。
大ヒットしました。1982年6月にリリースされたアルバム「ナーダ」にも収録されています。
大人っぽい歌詞をさらに大人っぽく歌われた……という印象です。
そんな歌詞の意味を詳しくチェックしてみましょう。