「打てよ~打てよ~♪」
野球の応援歌として有名!
1973年に山本リンダさんの曲とした発表された『狙いうち』!
一度聴くと「ウララ~ウララ~」という歌詞が耳から離れません。
野球の「チャンステーマ」としても有名なこの曲。
「ウララ~ウララ~」から後の歌詞は知っていますか?
実はかなり肉食系な女性を歌っているんです!
今回は歌詞の誕生秘話や懐かしい紅白の映像をご紹介いたします。
まずは曲を改めて聴いてみましょう!
1991年の紅白歌合戦!
まずは曲とリンダさんのパフォーマンスをお楽しみください。
マドンナやレディー・ガガみたいな衣装が素敵です!
1991年に紅白に出場した際の映像ですが、当時リンダさんは40歳。
ボディー・ラインが綺麗で驚きました。
大量の男性ダンサーを従えてのパフォーマンス。
女王様な歌詞の主人公にぴったりですね。
ダンサー達がリンダさんの明るさに、思わず笑顔になっているのにもご注目ください。
あのアニメでブームが再来!?
1980年代後半に米米CLUBが山本の楽曲をカバーしてライブで演奏したほか、1990年(平成2年)にはテレビアニメ『ちびまる子ちゃん』の番組内で主人公・まる子が山本のモノマネをしたことなどから、山本はリバイバルブームに乗り再ブレイクする。1995年8月6日放送の「まる子フェスタしずおかへ行く」の回では、本人役で山本がアフレコを務めた。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/山本リンダ
バブル時代にあたるこの時期、『狙いうち』が再ブームとなりました。
リンダさんの景気の良い雰囲気がバブルの勢いとハマったのでしょう。
アン・ルイスや中森明菜など夜の匂いがする大人っぽい女性歌手が流行った時代でもあります。
プリンセス・プリンセスやSHOW-YAなどガールズ・バンドも登場。
今でいう「ガールズ・パワー」のある曲が世の中に受け入れられていました。
『狙いうち』はそれらを先取りしていたというわけです!
阿久悠&都倉俊一のゴールデンコンビ
ピンク・レディーの曲を手掛けた2人!
作詞者・阿久悠さんと作曲者・都倉俊一さんはピンク・レディーの名曲を作ったコンビ。
ピンク・レディーのデビューは『狙いうち』から3年後です。
リンダさんが『どうにもとまらない』、『狙いうち』で確立した歌いながら踊るスタイル。
当時は「アクション歌謡」と呼ばれていたそうです。
そのスタイルはピンク・レディーへと受け継がれ、老若男女に受け入れられることになります。
今でこそAKB48やPerfumeなど女性アイドルが歌いながら踊ることは当たり前です。
しかし、当時はとても画期的でした。リンダさんはその先駆けと言えますね。
さて、インパクト抜群な冒頭の意味不明な歌詞…
「ウララ」はどんな経緯で生まれたのでしょうか。
冒頭は最初「ラララ ラララ…」だったが、インパクトが弱いとの事で阿久が「ウララ ウララ…」に代えたところ、振り付けとともに瞬く間に大ヒット作品となる。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/狙いうち
漫才でいうところの「つかみ」の部分にあたる最初の歌詞はとても重要です。
もし「ラララ」だったら絶対にヒットしていないですね(笑)
「ウ」と力の入れやすい母音を頭に置いたことで、力強く印象的になったんじゃないでしょうか。
「ウララ」という単語自体にはきっと意味はありません。
「男を落とすための呪文なのでは?」というユニークな説もあります。
同じヒット曲である『どうにもとまらない』からあったラテン的なイメージ。
意識したのかは不明ですが、「ウララ」によってそのイメージが『狙いうち』にも生まれました。
そんな、どうしてもインパクト抜群な「ウララ」に目が行きがちですが、ほかの歌詞も強烈です!
それでは改めて歌詞を解説していきたいと思います。