【One day】とはどんな曲?

「ONE PIECE」の主題歌に起用された楽曲

THE ROOTLESS【One day】歌詞の意味を解釈!どこへ行くのか?失いたくないものとはの画像

【野畑慎】やソロでも活躍した【デュラン】が在籍したロックバンドTHE ROOTLESS】。

彼らが2010年10月20日に発売したのが【One day】という楽曲です。

この楽曲はTHE ROOTLESSの記念すべき1枚目のメジャーデビューシングル

さらに大人気漫画「ONE PIECE」のアニメ主題歌に起用されたことでも大きな注目を集めました。

2011年2月9日には「ONE PIECE」のファンに向けた感謝盤もリリースするほどの人気ぶり。

楽曲の内容は漫画のストーリーを彷彿とさせるような歌詞になっています。

抗うことができないほどの大きな波紋に飲まれた主人公が負けずに心に宿している想いとは。

そして主人公が向かう先とはどこを示しているのかを歌詞の意味から解釈していきます!

特別な日に感じる想い

タイトルは【One day】。

日本語に訳すと「ある日」という意味になります。

人生の中で無数に過ごしていく毎日。

その中でもその1日が色濃くそして他とは違う雰囲気を放っているのです。

それは自分の中で決定的な何かが起きた日のことを指しているのでしょう。

夢を叶えるために我武者羅に努力した日や、それでも願いが叶わなかった日。

人生の中でいつもとは違う出来事が起きたからこそ、記憶に刻み込まれるのです。

主人公の心に刻まれた想いをこれから読み取っていきたいと思います。

幼い頃の記憶が頭の中を過ぎる

昔があったからこその今の自分

雨上がりの空を仰ぐ度
泣き虫だった頃の僕を想う
誰かの背中を
がむしゃらに追いかけた
「強くなりたい」って

出典: One day/作詞:野畑慎 作曲:内藤デュラン晴久

暗く淀んだ雲から雨が降り注ぐ空を見上げると思い出すのは幼き日の記憶です。

泣いてばかりでいつも助けてもらい、誰かに頼りながら生きてきました。

しかしそれは嫌な思い出とは感じていないようです。

幼き日を懐かしみ、尊んでいる様子が伝わってきます。

それはその日々すらも自分の糧となり成長できたからでしょう。

その当時は必死に泣かないように、負けないように努力を重ねてきたのです。

周りにいた自分の憧れの人物。

自分より大人で、格好良く、強かったからこそその人を目指して走り続けたのでしょう。

最初の歌詞からは主人公の過去を偲ぶ心情が感じ取れるのです。

伝えたいのは感謝の想い

今は風に消えた「ありがとう」
僕は強くなれているのかな?
答えはまだ出そうにないからさ
やっぱりまだ
歩いていくよ

出典: One day/作詞:野畑慎 作曲:内藤デュラン晴久

伝えたかった感謝の想い。

しかしそれは届くことなく、かき消されていきます。

ですが言葉にはできず、伝えることができなくても行動で伝えることはできるでしょう。

それはこの歌詞では憧れの存在に近づくように強くなること。

まだ自分の中では、はっきりと分かってはいません。

しかし分からないからこそ努力し続けることを心の中に誓っているようです。

自分の中で納得のいくまで諦めずに、模索し続ける主人公のめげない強い心が感じ取れます。

そして感謝は言葉だけではなく行動でも伝えることができるのだと気づかされるのです。

主人公の強い想いを感じ取れる

絶対に諦めたくない願い

さぁ行こう
立ち止まることなく
流れる時に負けないように

出典: One day/作詞:野畑慎 作曲:内藤デュラン晴久

主人公が目指すのは自分の成し遂げたい想いの先でしょう。

「ONE PIECE」のストーリーとも重なる想い。作中では「兄を助けたい」という一心です。

叶えたい自分の願いには、たくさんの障壁が立ちはだかります。

敵わない敵やライバル、絶対に無理だと罵る人もいるでしょう。

しかし本当に叶えたい願いならば、障壁に負けている時間はないのです。

自分の心に決めた信念に従って、ただひたすらに我武者羅に突き進む。

どれだけ苦しくても、どれだけ辛くても自分の願いが今しか実現できないのなら耐えるしかないのです。

この歌詞からは主人公の強い想いを感じ取ることができます。

そして自分を奮い立たせるような力強い想いがこの歌詞には込められているのです。