aiko「予告」
37枚目のシングル!
この作品は、映画「聲の形」の主題歌に起用された楽曲で、その切ない情景を描いた世界観が映画の世界観ともマッチして、話題になりました。
そこから約1年2ヶ月ぶりのリリースとなった本作は、特にタイアップは獲得していません。
しかし、それでもオリコン週間チャートでは3位に位置づけ、彼女の安定した人気の高さが窺える結果を示しています。
さらに、この作品は初回限定仕様盤と通常盤の2タイプでのリリースとなっています。
初回限定仕様盤は特典として8ページのブックレットが付属し、それに加えてCDショップでの先着購入特典としてB2サイズポスターまで配られるという豪華な1枚になっています。
また、「予告」という印象的なタイトルからは色んな想いを想像することができます。
aiko自身の今後を暗示しているのか、はたまたaikoらしい恋愛の歌詞においての暗示なのか。
そんな想いを巡らせながら「予告」の歌詞を見ていきましょう。
歌詞に込められた深い意味を紐解いてみよう!
とことんポジティブ!
目が覚めれば世界は変わる 昨日の孤独と今日の自由
スイッチを少しだけひねれ 明日への希望 未来のあたし
出典: 予告/作詞:AIKO 作曲:AIKO
まずは、導入部分です。
自分自身の気持ちを切り替える術について提示しています。
「目が覚めれば」というフレーズからは、寝て起きると気持ちが切り替わるタイプであることが窺えます。
たとえ辛いことやへこむことがあっても、睡眠を取るだけで気持ちを切り替えられるというのが何とも羨ましいです。
さらに、その後の希望に溢れた歌詞からも主人公がポジティブな女性であることが分かります。
夢などいくらでも見れば良い何度も初めての顔で逢おう
後ろ前逆に着たシャツを笑ってね 次回のおはなしは 愉快な話さ
出典: 予告/作詞:AIKO 作曲:AIKO
そして、どんなに辛いことがあっても、その度に寝ればどうとでもなるし、気持ちを切り替えて毎日を始めていこうという前向きな歌詞が続いていきます。
そうやって気持ちを切り替えることができれば、過去の失敗は笑い話にできるし、常にポジティブでいることができるのです。
予告
あたしだけの道をあたしは知っている
変幻自在振り返れば綺麗
選べないよ ずっと だけどそれでいい
きっとあたしのあたしが知っている
出典: 予告/作詞:AIKO 作曲:AIKO
続いて、サビが訪れます。
タイトルにもなっている「予告」というフレーズから始まっていく印象的なサビになっています。
これまでの歌詞の流れからすると、自分自身の日常を1つのストーリーとして捉えています。
つまり、思い描く未来や夢は今の自分の物語の上では、次の章の「予告」のようなものだと言うことができます。
とはいえ、「予告」と言えど、どんな未来が待っているのかは誰にも分かりません。
しかし、それすらポジティブに捉え、未来は分からないからこそ自分で作っていけるし、こうしたいという夢を自分で描いていけると、常に前向きな姿勢を受け取ることができます。
この歌詞の主人公は、本当にポジティブですね。