Sweet Sweet 19 Blues
出典: 19 Memories/作詞:Tetsuya Komuro・Miliyah 作曲:Tetsuya Komuro・Miliyah
サビの冒頭、歌詞もメロディも「SWEET 19 BLUES」のものを踏襲しています。
コーラスが加えられている点も同じですね。
サビに関してはこの歌詞の部分に限らず、バックのアレンジも細かなことを除けば基本的には同じです。
アクティブな感情表現
Sweet Sweet 19 Blues
泣きたいよ 本当は強くないよ
Sweet Sweet 19 Dreams
今日もまた一人きりで歩いてる
出典: 19 Memories/作詞:Tetsuya Komuro・Miliyah 作曲:Tetsuya Komuro・Miliyah
サビの英語の部分は歌詞もメロディも「SWEET 19 BLUES」と全く同じでした。
日本語のところはどうでしょうか。
歌詞が違うのは聴いて頂いた通りですが、メロディに関しても明確な違いがあるんです。
まず、「SWEET 19 BLUES」では平坦でなだらかな、まるで語り掛けるようなメロディになっています。
それに対して、「19 Memories」は凸凹のあるメロディが特徴です。
このことでより激しい感情を表現することに成功しています。
よりアクティブに感情を表に出している、ということです。
19歳のリアルボイス
空虚な毎日
毎日つまらない笑ってない
いつも寂しい 私の居場所はない
携帯握りしめて ずっと待ってる
風が冷たい 街も冷たい
誰も味方してくれない
出典: 19 Memories/作詞:Tetsuya Komuro・Miliyah 作曲:Tetsuya Komuro・Miliyah
ここが自分の居場所だと思える場所があるというのは、とても心強いものです。
それは具体的な場所ではないかもしれません。
家族や友達、恋人といった親しい人間関係だったり、自分の能力を活かせる環境だったり。
それがまだ見つかっていない時は「自分には居場所がない」と感じるものです。
なんだか心にポッカリと穴が開いたような、虚しいあの感覚。
そんな時、誰かに側にいてほしいと願うのは不思議なことではありません。
誰かから連絡が来ないかと待ってみたりという経験は大人にもあるはず。
しかし、ふと、寂しさが募ります。
1人でいてもつまらない。
早く時間が過ぎてくれればいいのに。そう思っているかもしれません。
そんな、空しい毎日を送っているのでしょうか。
見えない未来
(きっと)こんなはずじゃない描いた my life
(クールな)態度は見せかけでみんな不安なの
(泣かない)それでも信じ続けたいよ 私の眩しい未来を
出典: 19 Memories/作詞:Tetsuya Komuro・Miliyah 作曲:Tetsuya Komuro・Miliyah
19歳。まだまだ若いし、元気もあるでしょう。
きっと少し前まではワイワイガヤガヤと、楽しい高校生活を送っていたのかもしれません。
でも、高校を卒業してふと我に返ると、今はなぜか1人。
仲間はきっとそれぞれ別の道を進み、周りには誰もいない。
自分のこれからの人生、将来への不安がよぎります。
それでも「眩しい未来」が来るのを信じたい。
ティーンエイジャーの揺れ動く繊細な気持ちが、この歌詞から手に取るようにわかります。
大人への一歩
不安と葛藤
Sweet Sweet 19 Blues
泣きたいよ 本当は強くないよ
Sweet Sweet 19 Dreams
今日もまた一人きり歩いてる
出典: 19 Memories/作詞:Tetsuya Komuro・Miliyah 作曲:Tetsuya Komuro・Miliyah
高校も卒業し、一見大人に見えますが、中身はまだまだ19歳。
もうすぐ「大人」と呼ばれる年齢になるけれども、そんなに急には変われない。
一見強く見えても「本当は強くない」と素直に歌っています。
今はきっと辛くて寂しくて、不安でしょう。
しかし、この曲からはどこか大人になるための決意や一歩踏み出してやるという強い意志を感じるのです。