Side by side総員退避
勝敗はまだまだwitch?
やけっぱちでbeat on
出典: 夜よ踊れ/作詞:篠原とまと 作曲:伊藤賢・辻村有記
ヒロインとの恋の勝負で、主人公が一旦身をひいたように感じられる歌詞になっています。
この時限りの恋で、どちらが相手を魅了して夢中にさせることができるのでしょうか。
主人公は諦めている気配が全くありませんが、この勝負ではやや劣勢なようです。
魅力的な女性であるヒロインに惹かれていることを自覚しているような歌詞になっています。
湧き上がる焦燥感
微笑みのマリアに
果てしない焦燥
聖母なんかいやしない
出典: 夜よ踊れ/作詞:篠原とまと 作曲:伊藤賢・辻村有記
マリアとはキリスト教の聖母マリアのことでしょう。
聖処女とも表現されるマリアは無垢の象徴とも考えられます。
ヒロインの微笑みが、主人公にとっては清らかなイメージのあるマリアのように感じられたのかもしれません。
しかしその清純さは、受け取る側にとっては自分が触れてはいけないもののようにも感じさせるものです。
主人公はヒロインから感じた清純さに手に入らない人かもしれないと焦っているようにも読み取れます。
ヒロインに対してそうした清純さを求めているわけではなく、そう感じたことを否定しているようです。
自分のペースに巻き込んで
feel your pulse!
lt'll be alright!
Aim at the beast!
高笑いしてワンモアステップ
お楽しみはこれからじゃない?
出典: 夜よ踊れ/作詞:篠原とまと 作曲:伊藤賢・辻村有記
この部分の歌詞は、また主人公とヒロインが逢瀬を楽しんでいるように感じられる歌詞です。
1行目では相手の鼓動が感じられるほど側にいたいと願っています。
2行目と3行目で、主人公がヒロインに、自分の元へ飛び込んでおいでと誘っているようです。
Beastは獣などの意味の他に、ひどい人という意味もあります。
主人公は自分がしていることが悪いことだと自覚してヒロインを誘っているのです。
おそらくヒロインはその誘いにのってしまったのでしょう。
主人公がヒロインをどんどん自分のペースに巻き込んでいるようです。
ヒロインを手に入れたことに高揚した主人公は、さらにこの一時の恋を楽しもうとしているように読み取れます。
想定外の展開
ハッタリカマして MOVE ON
はっちゃけないともったいNOW
この瞬間を徹底HACK
絶叫しちゃって無問題
爆音容赦無しスピーカー完全解放ROAR!!!!
「君の、君の美貌が僕を狂わせた」
出典: 夜よ踊れ/作詞:篠原とまと 作曲:伊藤賢・辻村有記
ここまでの主人公の振る舞いは、手慣れた遊び人というイメージを抱くには十分なものです。
長く付き合うつもりであれば、相手に対して最初は多少遠慮したり慎重になったりするのではないでしょうか。
しかし主人公からはそういったそぶりが感じられません。
これまでも一夜限りの関係を繰り返し、ヒロインともこの時限りの関係と割り切っていたと考えられます。
だからこそ思い切り羽目を外してこの恋を楽しんでいるのです。
しかし、このヒロインはこれまでの相手とは異なっていました。
主人公はヒロインの美しさに心を奪われ、本当に恋に落ちてしまったのです。
それは主人公にとってはあり得ないことだったのだと想像できます。
主人公はヒロインとの恋の駆け引きに負けてしまったのです。
背徳的な恋の始まり
秘密の恋
照明落としてキスをしようよ
犯罪的なロマンスナイト
一つ、二つ、刻む音
ここには来ない夜明け
出典: 夜よ踊れ/作詞:篠原とまと 作曲:伊藤賢・辻村有記
照明が消えれば、暗闇の中で誰が何をしているかはわかりません。
その中でキスをするということから、秘密の恋であることが読み取れます。
本当は許されない恋に、2人ともはまってしまったのです。
そのロマンスに溺れる2人が会うのは、暗闇に紛れることのできる夜でした。
刻一刻と、時計の針は夜明けへと進んでいきます。
2人にとって夜の逢瀬の時間は、永遠に朝が来ずに続いていくように感じられる時間なのでしょう。