夢に向かう姿が目に入る
戻らないと決めた時計の針が溶けてゆく
出典: 1000回潤んだ空/作詞:上松範康(Elements Garden) 作曲:上松範康(Elements Garden)
リンクしていたのは自分が昔に決めた決意のことです。
それは「夢をもう諦めよう」という決意でした。
自分では叶わない。叶えられるはずがないと諦めていた夢。
しかしその決意に変化が起きてきました。
主人公の耳に聴こえてきていた音楽。それは夢に向かって頑張る人たちの歌です。
誰かが夢に向かって努力をしている様子に彼女は感化されます。
「あんなに必死に頑張っている。私は何で逃げていたのだろう」。
ここでは主人公のそのような想いを感じ取ることができました。
強い想いが帰ってくる
やっぱ誤魔化せないよこの想い 1,000回潤んだ空だってさ
でも...それでも昇る 朝日の向こう側に
大好きを叫びたいよ...!
出典: 1000回潤んだ空/作詞:上松範康(Elements Garden) 作曲:上松範康(Elements Garden)
主人公が諦めていた夢。しかしその夢にも溢れんばかりの想いが閉じこもっていたのです。
そして主人公は気づきます。
「諦めていた夢なんて夢じゃない!叶えるために努力してこその輝く夢なのだ!」。
主人公の夢に対して持っていた熱い気持ちが沸々と蘇ってきました。
それはまるで何度潤んでも、また昇って明るく照らしてくれる朝日のように。
どれだけ天候が最悪でも、雨が降り続いても次の日の朝には必ず朝日が昇ります。
それが曇って見えない日もあるでしょう。
しかしいつかは必ずスッキリ晴れ渡った空に朝日を見られる日が来ます。
そして夢も同様です。
何度諦めても、叶えられるチャンスはまた来ます。
この歌詞からは主人公の心情の変化とともに夢に対する希望も感じ取ることができました。
主人公の背中を押してくれるもの
不安な問いかけへの答え
ねぇ...踏み出せないこんな私でも夢見ていいのかな?
Yes,it's “BanG Dream!”
勇気すら握ることもまだ出来ない私でも...?
Yes,it's “BanG Dream!”
出典: 1000回潤んだ空/作詞:上松範康(Elements Garden) 作曲:上松範康(Elements Garden)
それでも主人公はあとほんの少しの不安が拭い切れないようです。
「本当に私なんかが夢を追いかけても良いのかな?」「未熟者の私なのに大丈夫かな?」。
主人公のたくさんの不安と戸惑いが溢れ出ています。
しかし主人公の、どの問いかけにも答える返事は「Yes」です。
「心配なんかしなくても良いのだよ!君なら大丈夫!」。
主人公のネガティブな感情を全て吹っ飛ばすような力強さを感じます。
夢を追いかけることに許可なんていらないのです。
自分が夢を追いかけたいなら追いかければ良い。
自分のやりたい方向に進むことが間違っているはずなんてないのです。
この歌詞には夢を叶えることに勇気が持てない人に向けられた力強いエールが込められていました。
夢を叶えた主人公が想うこと
夢は夢じゃないと歌う旅
青春を全部捧げていい
さあ...そしたら昇る 一直線の光だ
みんな色の光だ!
出典: 1000回潤んだ空/作詞:上松範康(Elements Garden) 作曲:上松範康(Elements Garden)
そして主人公は立ち上がり夢に向かって走り始めます。
彼女のこれからの人生でやること。
それは夢は願っているだけのものではなくて、必ず実現するものなのだと教えることです。
主人公は自分がそのことに気づけたからこそ、みんなに教えてあげようとしています。
そのためなら自分の限りある青春の時間を削っても良いのだという想いが伝わってきました。
歌詞からは主人公の熱い想いが滲み出ています。
主人公の夢。それは歌を歌うことだったのです。
今、主人公は夢を願っていただけではなく叶えた後の向こう側にも挑戦しています。
主人公の一直線の想いは、同じ悩みを持っている人たちに響き渡るでしょう。
彼女は変わることに成功したのです。
昔は自信が出せずに、燻っていた彼女。
しかしこの歌詞がそんな彼女でも変化でき、夢を叶えることができるのだと教えてくれました。
夢の続き
放課後から 私たちの時間
リボンを緩めたら ミュージックのスタート
出典: 1000回潤んだ空/作詞:上松範康(Elements Garden) 作曲:上松範康(Elements Garden)
彼女たちのステージは放課後から始まります。
昔の主人公なら学生として学校生活を過ごし終えたあとは、そのまま帰路に着くだけだったでしょう。
しかし今はもう違います。
自分のやりたいことを見つけ、夢の続きを追いかけ続ける時間へと生まれ変わりました。
彼女が歌い続ける限り、同じ悩みを持つ人が少しでも減っていくのではないでしょうか。