寺尾聡さん主演TBS系ドラマ「仰げば尊し」の主題歌を担当!

日産スタジアムにて初披露!

BUNP OF CHICKENがこの曲をライブで披露したのは、2016年7月17日に行った2DAYS公演「BUNP OF CHICKEN STADIUM TOUR 2016"BFLY"」のことでした。

曲中にある「オ~オ~♪」の掛け声でライブ会場は一体となり、胸が熱くなったファンも多かったようですね。そんな名曲「アリア」は、このドラマのために作られました。

約4年ぶりにTVドラマの主題歌を担当。

BUMP OF CHICKEN「アリア」ドラマの主題歌に!歌詞の意味とは?の画像

BUNP OF CHICKENが過去に主題歌を担当したのは2001年放送ドラマ「天体観測」の「天体観測」、2012年放送「息もできない夏」の「Firefly」、そしてこの「アリア」が約4年ぶり3回目になります。

ドラマ「仰げば尊し」は、はみ出し者ばかりの弱小吹奏楽部が「音楽の甲子園」を目指して奮闘する物語でノンフィクションの「ブラバンキッズ・ラプソディ」から脚色を加えたリアルな青春が描かれている作品です。

甘酸っぱい青春が詰まった疾走感あふれるナンバー

BUMP OF CHICKEN「アリア」ドラマの主題歌に!歌詞の意味とは?の画像

この「アリア」は、幻想的な世界から突如やってくる軽やかで跳ねるようなリズムはかなさを感じさせてくれるメロディが印象的な曲です。

青春時代のきらきらとした世界や若さゆえの底知れぬパワーも表現されていますね。

噛みしめるほどに味の出てくる歌詞

BUNP OF CHICKENの歌詞は言葉に対しての美意識がしっかりしていて心地がいいのに、芯にあるところは掴みきれない不安定さがあります。

10人いれば10通りの解釈ができる歌詞自分の生活や生きてきた道にリンクして変化します。「アリア」も例外ではなく、何度も聞いて噛みしめるほどに味がかわり楽しむことができますよ!

「アリア」というタイトルの意味

「アリア」は音楽の用語の一つでオペラやオラトリオの中で歌われる叙情的な特徴の強い独唱曲のことを指します。

また、イタリア語で「空気」という意味もあります。

「アリア」の歌詞の意味

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あの日の些細なため息は
ざわめきに飲まれ
迷子になったよ
ありふれた類だったから
どこに転がったって
その景色の日常

言葉は上手に使ったら
気持ちの側まで近付けるけれど
同じものにはなれない
抱えているうちに迷子になったよ

出典: アリア/作詞:藤原基央 作曲:藤原基央

冒頭では「あの日」となっているので、このため息を出したのは現在よりも昔だったことがわかります。ざわめきとは騒がしく聞こえる声や音のことなので日常生活の音ではないかと思います。

さらに、ドラマの内容もあわせて考えてみると「学校生活」ではないでしょうか。

学校生活の中では小さな悩みや不安なこと、落ち込むことがたくさんありますよね。

でも思春期の頃の小さな悩みなんて誰もが抱えているありふれたことだから、その悩みが自分のものかどうかも分からなくなってしまったという歌詞ですね。

心をそのまま伝えることはできない

また、言葉はとても便利なもので自分の考えていることや思っていることを他人に伝えることができます。でも胸の内に抱えている気持ちや感情が100%伝わることはありません。

一生懸命説明しても「なにかが足りない」と感じてしまうことありませんか?どんなに頑張っても言葉では表すことのできないものがあるからなんですよね。

それを表す言葉がわからないまま抱えているうちに最初に感じていた感情は揺れ動き、どんな想いだったのか形をしていたのかもわからなくなってしまったのでしょう。

歌詞の中に2回出てきている「迷子」は「言葉にならない感情」だと思います。

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