【愛は勝つ/KAN】歌詞を改めて考察！直球ストレートな言葉が胸に突き刺さる！今も歌い継がれる名曲

夜空に流れ星を見つけたことはあるでしょうか。

その時、咄嗟にお願いごとをしてしまうのは筆者だけではないはず。

流れ星を見つけると、反射的に願いをたくしてしまうのです。

そんな風にずっと繰り返し願いをたくしてきた自分たちに、同じ様に「愛」を信じろと言っています。

どんなに辛くても、最後は愛が勝つから信じなさいと。

文章にするととても短いフレーズ「必ず最後に愛は勝つ」。

しかし言葉の短さに反して、とても意味の重い歌詞です。

最後まで「愛」を信じなかった者は、最後の勝利までたどり着くことが出来ないかもしれない。

最後の最後まで「愛」を信じることは、とても難しい時だってあるでしょう。

人間は弱い生き者ですから、投げ出したり面倒くさくなったりもするものです。

その感情を消して、いつもポジティブにし続けていることは本当に難しいのです。

この歌詞を書いたKANは、そんなことが難しいことも全部わかっているのかもしれません。

「それでも、愛を信じるのは当たり前だろ」と。

だからこそ、こんなに直球な歌詞を書けるのかもしれません。

また出てきたCarry on carry out。

この歌詞は、挫折が見え隠れしています。

今までは「信じれば必ず愛は勝つんだ」という強い思いばかりでした。

しかしこの部分では、裏切りについても書かれています。

自分が求めれば、相手に奪われてしまう。

少し大人な歌詞ですが、恋愛とも職場の人間関係とも、友人関係とも取ることができます。

でも、やっぱり負けないのがこの歌詞の強さ。

愛は育てていくものだといっています。

裏切られてもまた育てていく、そして勝ち取るもの。

確かに何の努力もしない人は、何も勝ち取るはことできないでしょう。

遠ければ遠いほど、勝ち取る喜びが大きいといっています。

どこまでポジティブで、どこまで頑張れる人なのか。

心があまりに弱っている時に聞いたら、逆に心が折れそうな気もします。(笑)

いよいよ最後の部分です。

最後の歌詞は「君の想い」から「君の勇気」に変わっています。

最初は心の中に想っている強さを表現していたのかもしれません。

しかし最後の部分では、それを形にする「勇気」と表現したのでしょうか。

または、愛を信じる勇気という意味で使われているとも考えられます。

愛を信じないことの方が、信じ続けることよりもおそらく簡単。

常にポジティブに相手を信用していくことは、思っているよりも難しいのです。

だからこそ、愛する勇気を持てたら誰かにきっと届く明日が来ると言ってくれているのかもしれません。

「信じる事さ」この一言に尽きます。

この部分の歌詞は「本当にそれしかない」と思わされる説得力があるのです。

やはりKANが歌うように、最後に愛が勝つためには信じる事が一番近道なのでしょう。

空前のヒット曲「愛は勝つ」で人気のシンガーソングライターKAN。

今でももちろんアーティスト活動をし、多くのファンから支持されています。

また山崎まさよしや馬場俊英らとコラボするなど、意欲的に活動している様子。

現在は楽曲にオーケストレーションなども取り入れている様で、さらに深みを増したのだそう。

元々キャッチーな曲を作っていたKANなので、最近の楽曲も期待できそうですね。

実は他のアーティストとも交流があるKANは、Bank Bandとも共演。

動画で聞くことが出来る歌声が「愛は勝つ」の時よりも洗練され、美しいと感じませんか。

しかも声のパワーは以前にも増しています。

ピアノの上手さはもちろんですが、何というか風格を感じます。

大変失礼な話ではありますが、筆者は現在のKANを知りませんでした。

しかし動画を見つけて鑑賞したら、釘付け。

そもそも実力がある方なので、当たり前といえば当たり前です。

しかし、こんなに素晴らしい歌手だったのかと改めて痛感したのです。

KANの名曲「愛は勝つ」について、歌詞を解説してきました。

最後に触れた現在のKANについて、もしも興味を持った方がいましたら幸いです。

もう少しKANについて知りたいと思った方。

彼が曲を提供している歌手も多いので、是非聞いてみて下さい。

OTOKAKEでは、他にも素晴らしい記事がたくさんありますので読んでみて下さいね。