映画『orange-オレンジ-』の主題歌にコブクロの『未来』が起用
映画のために特別に書き下ろした曲が『未来』
コブクロの27枚目のシングルとなる『未来』は2015年12月に公開された映画『orange-オレンジ-』の主題歌としてコブクロ自らが書き下ろした曲。
実写版映画『orange-オレンジ-』は豪華な出演陣も話題!
原作は全5巻の大ヒットコミック『orange』
漫画家の高野苺さん原作の『orange』は、月刊アクションで連載された全5巻の大ヒット作品。
大切な人を事故で亡くしてしまい後悔している10年後の未来の自分から手紙が届くという展開で物語が始まります。
主人公の菜穂と翔の恋心や仲間との絆が読んでいてとても切ないコミックです。
実写版映画では若手人気俳優が共演
実写版映画『orange-オレンジ-』では、朝ドラ『まれ』で共演した女優の土屋太鳳さんと俳優の山崎賢人さんが主人公の二人の高校生の役を演じて話題になりました。
コブクロの『未来』が二人の切ない演技をよりいっそう際立たせ、涙する人が多かったそう。
この作品で土屋太鳳さんと山崎賢人さんは第39 回日本アカデミー賞の新人俳優賞を受賞、『orange-オレンジ-』は興行収入32億円と大ヒットを記録しています。
「未来」の歌詞を考察
過去を後悔しないように今を生きていく気持ち
原作の切ない世界観がコブクロの『未来』の歌詞でも存分に表現されています。私たちも生きていく中で、あの時こうすればよかった、ああしていれば未来はどんな風に変わっていただろうと後悔したりすることはありますよね。
ましてや大切な人との関係であればなおさらです。
未来にそんな風に後悔したくないからかけがえのない今を一生懸命に生き、大切な人を守りたい。
そんな決意にも似た気持ちがこの『未来』でも歌われています。
主人公の思いを歌っているかのような歌詞
サビでは主人公の菜穂が思いを寄せる翔とずっと一緒にいたい、未来を守りたいという思いが歌われているようですね。
翔は過去にトラウマを抱えていて、誰にも話せず悩んでいました。
そんな翔を思いやる菜穂の気持ちも見事に歌われているように感じます。
僕が夢を忘れそうな時 君の涙で思い出す
何のために歩いてきたのか 何度でも教えてくれる
土手に垂れた二度目の春を 連れて歩いた片恋風
君といつか同じ枝の上 並んで咲いてみたい
出典: 未来/作詞:小渕健太郎 作曲:小渕健太郎
Aメロでは未来から高校時代を振り返っている菜穂の様子が連想されます。大切な人の存在を思い出すと気持ちがしっかりと落ち着いてくる経験は誰にでもありますよね。
コミックの中で何度も出てくる土手には桜が咲いており、下校中に菜穂と翔、仲間たちと一緒に時間を過ごした場所。
その土手の桜をまた一緒に見たいという思いが歌われています。
時々 切ない瞳で笑うのは
まだ 見せられない心があるんだね
出典: 未来/作詞:小渕健太郎 作曲:小渕健太郎