山がなければ谷もできません。それは人生にも当てはまることです。
良いことだけが起きる人、悪いことだけが起きる人はいません。
ならば、どんなに今が辛くても、「いつかは願いが叶う」と考えたほうが良いのではありませんか？
平坦な道に喜びはない
「ワンセット」で歌われているのは、「苦しみがなければ喜びもない」ということです。
平らな道を歩けば失敗しませんが、そのかわり成功することもありません。
壁がなければ、乗り越えることもできないのです。
きっと壁にぶつかる苦しみは 乗り越える喜びとワンセット
流す涙は キラリ綺麗な 雨上がりの笑顔とワンセット
その向こう側の景色を見に行こう 応援するよ 頑張れ 負けるな
大丈夫だよ キミの未来は すぐそこで待ってるから 歩いてゆこう
出典: ワンセット/作詞:橋口洋平 作曲:橋口洋平
未来は必ずやって来ます。立ち止まっていても、です。
ならば、後悔しない生き方を選ぶことが大切ではないでしょうか？
もちろん、夢を諦めて、無難な道を進むほうが幸せになれる人もいるかもしれません。
それでも、どうしても叶えたい夢があるならば、諦めずに前に進んでください。
それが「ワンセット」でwacciが伝えた、あなたへのメッセージです。
良いことと悪いことは同じくらい起きる
歌詞の紹介で述べたように、「ワンセット」になっているのは「苦しみと喜び」のことです。
納得できないという人もいるかもしれません。誰だって、苦しいことなんかないほうがいいからです。
でも、ちょっと考えてみてください。良いこと、悪いことのどちらかしか起きない人なんていますか？
ここで「いるよ！」と答えたあなた、本当にそうでしょうか。たとえ話をしてみましょう。
失敗が成功を生む！
宝くじを買っても、ほとんどの人は当たりません。でも数億円に当選する人は確実に存在します。
では、高額当選者は幸せでしょうか？そうとも言い切れません。
なぜならば、お金の使い方を知らず、無計画に浪費して前より貧乏になってしまうからです。
話を変えます。デビュー後すぐにブレイクする芸能人は、数年後まで生き残っているでしょうか？
ほとんどの場合、彼らは「一発屋」で終わります。コツコツと努力することの大切さを知らないからです。
このように、大きな成功の後には大きな失敗が訪れるのが普通です。
反対に、失敗が積み重なれば、その後に成功する確率も高まると言えるのです。
それに、失敗という経験をすることで、「次はどうすれば成功するだろうか」と考えることができますよね！
「全てのことに 意味はある」と、wacciも「ワンセット」で歌っていますよ。
失敗しない人生なんてつまらない！
それでも、失敗したくないですか？喜びと苦しみの「ワンセット」なんてお断りでしょうか。
ここで、wacciの「ワンセット」の歌詞を思い出してください。人生は「山があり谷があって」成り立っています。
考えてください。もしも地球の地面が平らだったら、「山」「谷」という言葉は存在しないはずです。
同じように、「失敗」するという経験がなければ、「成功」を喜ぶこともできません。成功自体が存在しなくなります。
今が苦しいからこそ、将来の成功がより大きな喜びに感じられる……そう考えてみてはどうでしょうか。
失敗がなければ成功もない！
再びたとえ話をします。「100戦100勝のスポーツ選手」がいたとして、人気が出るでしょうか？
最初のうちはその強さに惹かれるファンもいるでしょう。でも「勝って当たり前」の人を応援して楽しいですか？
弱い選手はどうでしょうか。負けるかもしれない、でもあんなに練習してきたんだから今度こそは……。
負ける可能性がある場面で勝つから、より喜びが大きくなるのです。
より身近な例を出せば、受験勉強です。受験生の方は「合格できなかったらどうしよう」と思いますよね。
でも、高校や大学が公立小中学校のように誰でも入学できるなら、「合格する」という経験が存在しなくなります。
もちろんその学校で楽しい思い出を作ることはできますが、「受験に成功した」という喜びは味わえません。
このように、失敗は成功に欠かせないものと言えます。
MVのテーマは「兄妹」。あの女優も出演！
wacciは「ワンセット」で喜びと苦しみが交互に訪れることを歌いました。
でも、「ワンセット」のMVはちょっと違った内容になっていますよ。
幼い兄と妹が、どこかにお使いに出かけるようですね。
MVでは、この2人の姿が「ワンセット」で描かれています。
道に迷いそうになり、人に助けられながら目的の場所へとたどり着く……。
大人とはスケールこそ違いますが、『苦しみと喜びの「ワンセット」』が描かれていますね。
